要件定義(機能要件・非機能要件)とは?ようけんていぎ
要件定義(機能要件・非機能要件)とは、利害関係者のニーズと制約を洗い出し、システムが満たすべき条件として合意する工程。合意する条件は二つに分かれ、システムが提供する機能や業務処理の内容を定めるのが機能要件、可用性・性能・拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティといった品質と基盤の水準を定めるのが非機能要件である。
最終更新:2026-10-06
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後の工程ほど直す費用が跳ね上がるため、作り始めてから「そんなつもりではなかった」が出ると手戻りが大きい。とりわけ非機能要件は使う側が言葉にしにくく、書かれないまま作られて本番で足りないと分かる。そこで、繁忙期の処理量や障害時の振る舞いまで先に言葉にして合意する工程が独立して置かれた。セキュリティ要件をここで書き落とすと、後から足すのが最も高くつく。
具体例
「請求書を発行する」は機能要件、「月末の3時間で10万件を処理し、年間の停止時間は4時間以内」は非機能要件。IPAが公開する「非機能要求グレード」は、この書き落としを防ぐために項目と水準の段階を一覧化した道具である。
試験での引っ掛け
機能要件と非機能要件の切り分けが定番の出題。「〜ができる」は機能、「どれくらい速く・止まらず・安全に」は非機能にあたる。セキュリティ要件は非機能要件に含まれ、要件定義の段階で合意しておかないと後工程で重大な手戻りになる点が問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
企画,要件定義,システム開発,ソフトウェア実装,ハードウェア実装,保守から成る一連のプロセスにおいて,要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
正解:システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し,利害関係者のニーズ及び要望並びに課せられる制約条件を識別する。
要点:要件定義は利害関係者のニーズと制約条件を識別する
要件定義プロセスは、システムに関わる利害関係者を識別し、そのニーズや要望、さらに法令や予算などの制約条件を明らかにして、合意された要件としてまとめる段階である。システム化の方針や実施計画を立てるのは企画プロセス、機能・能力を定めて実現方式を決めるのはシステム開発プロセスであり、要件定義より前後に位置する。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2 要件定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。