共通フレームとは?きょうつうふれーむ
共通フレームとは、企画から要件定義・開発・運用・保守・廃棄までのソフトウェアライフサイクルの作業を、共通の用語と構造で並べた指針。発注側(取得者)と受注側(供給者)が同じ言葉で作業範囲と責任の分担を確認するために使う。IPAが国内向けに整備している。
最終更新:2026-10-06
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同じ「要件定義」「テスト」という言葉でも、会社ごとに指す範囲が違う。その食い違いが見積のずれや、後になっての責任の押し付け合いを生んでいた。作業項目を一覧にして共通の物差しを置けば、契約前に「どこまでが誰の仕事か」を突き合わせられる。委託先へセキュリティ要件をどの工程で誰が決めるのか書き込むときの下敷きにもなる。
具体例
IPAが公開している情報システム・モデル取引・契約書と組み合わせ、提案依頼書に「要件定義は取得者が主体、供給者は支援」と共通フレームの言葉で分担を書く。こうしておけば、後から「要件をまとめるのはベンダの仕事のはずだ」というすれ違いが起きにくい。
試験での引っ掛け
特定の開発手法や作業手順を強制する規格ではない。全項目をそのまま実施するものでもなく、案件に合わせて要否を決める修整(テーラリング)が前提である点が問われる。ISO/IEC 12207を土台にした国内向けのガイドであり、認証を取得する制度ではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
共通フレームによれば、企画プロセスにおいて明確にするものはどれか。
正解:経営・事業の目的及び目標を達成するために必要なシステムに関係する経営上のニーズ、システム化又はシステム改善を必要とする業務上の課題などの事項
要点:企画プロセスは経営ニーズと業務課題を明確にする
共通フレームの企画プロセスは、経営・事業の目的と目標を実現するために、どのようなシステムが必要かという経営上のニーズや業務上の課題を明らかにし、システム化構想とシステム化計画を立てる段階である。業務の新しい手順や責任・権限を定めるのは業務要件定義、システムの機能や方式を定めるのは要件定義から開発の段階であり、企画プロセスより後になる。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
共通フレーム2013によれば,企画プロセスで実施することはどれか。
正解:システム化計画の立案
要点:企画プロセスではシステム化構想と計画を立案する
共通フレーム2013の企画プロセスは、経営上のニーズを踏まえてシステム化の構想を立て、システム化計画を策定する段階である。要件の具体化はその後の要件定義プロセス以降で行う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。