真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性とは?しんせいせい・せきにんついせきせい・ひにんぼうし・しんらいせい
真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性とは、JIS Q 27000が機密性・完全性・可用性の3要素に加えて挙げる4つの特性。真正性は主体や情報が主張どおり本物であること、責任追跡性は行為を実体まで追跡できること、否認防止は行為があった事実を後から否定させないこと、信頼性は意図した結果を一貫して生むことを指す。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
3要素だけでは「誰がやったのか」を問えない。情報が漏れず、壊れず、使える状態でも、担当者が「自分ではない」と言い張れるなら、内部不正も誤操作も後追いできず、対策の効果も測れない。取引や手続を電子化するほど、行為の主体を後から示す必要が強まったため、補完する特性として整理された。sgでは、個々の対策がどの特性に効くのかを対応づける形で問われる。
具体例
多要素認証で本人であることを確かめるのが真正性、利用者IDつきの操作ログを残すのが責任追跡性、タイムスタンプ付きの電子署名で契約の締結を後から否定させないのが否認防止、二重化した機器が仕様どおり安定して動き続けることが信頼性にあたる。
試験での引っ掛け
責任追跡性と否認防止の取り違えが定番。前者は誰が何をしたかを追える性質、後者は行った本人に「していない」と言わせない仕組みで、ログが残っているだけでは否認防止まで満たさない。また真正性は主体や情報が本物かどうかの性質で、内容が改ざんされていないことを指す完全性とは別である点も混同されやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問11(IPA)
JIS Q 27000:2014(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)において定義されている情報セキュリティの特性に関する記述のうち,否認防止の特性に関…
正解:ある利用者があるシステムを利用したという事実が証明可能である。
要点:否認防止は行為の事実と主体を後から否定させない特性
否認防止は、ある行為や事象が確かに起きたこと、そしてそれを行った主体を、後から否定できないように証明できる特性である。ディジタル署名や改ざんできないログの保全によって確保される。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問8(IPA)解説で登場
JIS Q 27000:2014(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)において,“エンティティは,それが主張するとおりのものであるという特性”と定義され…
正解:真正性
要点:真正性は本人・本物であることを確かめられる特性
真正性は、あるエンティティが主張どおりのものであるという特性で、認証によって確かめられる。信頼性は意図した行動と結果が一貫していること、責任追跡性は行為を特定の主体まで追跡できること、否認防止は行為の実施を後から否定できないようにすることであり、いずれも定義が異なる。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 1 情報セキュリティ > 情報セキュリティの目的と考え方に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。