リスクファイナンシングとは?
リスクファイナンシングとは、損失が発生したときの費用を、あらかじめ資金面で手当てしておく取組み。保険を掛けて他者に負担を移す方法と、社内に引当金や準備金を積んで自ら賄う方法がある。事故の起こりやすさ自体は変わらないため、事象を抑える施策と組み合わせて用いる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2019年度)。
りすくふぁいなんしんぐ
リスクファイナンシングの意味
損失が発生したときの費用を、あらかじめ資金面で手当てしておく取組み。保険を掛けて他者に負担を移す方法と、社内に引当金や準備金を積んで自ら賄う方法がある。事故の起こりやすさ自体は変わらないため、事象を抑える施策と組み合わせて用いる。
リスクファイナンシングの具体例
情報漏えい時の見舞金・調査費用・弁護士費用に備えて保険に加入し、あわせて少額の障害対応費は年間予算に予備費として計上しておく。実際に事故が起きても、支払の当てがあるため復旧の判断を金銭面で迷わずに済む。
リスクファイナンシングは試験でどう引っ掛けられる?
保険で移せるのは金銭的な損失であって、説明責任や信用の低下までは移せない。「保険に入ったから対策済み」という選択肢は誤りで、資金の備えは技術的な対策の代わりにはならない。
リスクファイナンシングと関連する用語
リスクファイナンシングが出た過去問
リスク対応のうち,リスクファイナンシングに該当するものはどれか。
正解:リスクによってシステムが被害を受けた場合を想定して保険を掛ける。
要点:リスクファイナンシングは保険など損失の資金手当てを行う対応
リスクファイナンシングは、損失が発生したときの資金を手当てする対応であり、保険加入や引当金の準備がこれに当たる。これに対し、発生確率や影響そのものを下げる対策はリスクコントロールと呼ばれ、区別される。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問6(IPA)リスク対応のうち、リスクファイナンシングに該当するものはどれか。
正解:システムが被害を受けるリスクを想定して、保険を掛ける。
要点:リスクファイナンシングは保険等で損失を金銭的に手当てすること
リスクファイナンシングは、リスクが顕在化したときの損失を金銭面で手当てする対応であり、保険への加入や引当金の準備が代表例である。これに対し、発生確率や被害を技術的・組織的な対策で下げるのはリスクコントロールに分類される。資金を投じるかどうかではなく、損失の補填を狙うのか発生や影響そのものを抑えるのかで区別する。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。