データウェアハウス(DWH)とETLとは?でーたうぇあはうすといーてぃーえる
データウェアハウス(DWH)とETLとは、複数の業務システムのデータを分析目的で統合し、時系列に蓄積したデータベースがデータウェアハウス。そこへ取り込む一連の処理がETL(抽出・変換・格納)。更新が中心の業務用データベースと違い、過去のデータを消さずに残して参照と集計に使うのが特徴。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
売上・在庫・会員が別々のシステムに散っていると、横断した分析のたびに担当者が手作業でファイルを集めることになり、集計結果も人によって食い違う。分析用の器を別に持ち、入れる前に形式を揃えてしまう分業にしたのがDWHとETLである。ただし分析用にデータを複製する以上、個人情報の写しが増えるという副作用があり、sgではアクセス権と保管場所の管理という観点から問われる。
具体例
イオンやセブン&アイのような小売では、店舗のPOS、在庫、会員のデータを毎晩ETLで抜き出し、商品コードの体系や日付の書式を揃えてからDWHへ格納する。そこから販促部門の分析用に切り出した小規模なデータベースをデータマートと呼ぶ。
試験での引っ掛け
DWHは業務データベースのバックアップではなく、分析のために非正規化し時系列で持つ別物である。先に格納してからデータベース内部で変換するELTとは処理の順序が違う点も問われる。またDWHへ複製された個人情報も同じ保護の対象で、元のシステムだけ権限を絞っても守りきれない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問44(IPA)
企業の様々な活動を介して得られた大量のデータを整理・統合して蓄積しておき,意思決定支援などに利用するものはどれか。
正解:データウェアハウス
要点:データウェアハウスは意思決定支援のためにデータを統合蓄積する
データウェアハウスは、業務システムに散在する大量のデータを時系列に整理・統合して蓄積し、分析や意思決定支援に用いるためのデータベースである。日々の処理のためではなく、分析のために作られる点が特徴である。
出典:令和7年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問11(IPA)
企業全体で使用するデータを統合・整理したデータウェアハウスから、特定の分析目的のためにデータを加工して構築したものはどれか。
正解:データマート
要点:データマートはDWHから目的別に切り出した分析用データ集合
データマートは、データウェアハウスに統合されたデータから、特定の部門や分析目的に必要な範囲を抽出・加工して構築した小規模なデータベースです。利用目的が絞られているため、分析の応答性が高く扱いやすくなります。
出典・参考
公式シラバスの4 技術要素 > 5 データベース応用 > データベースの応用に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。