排他制御とは?はいたせいぎょ
排他制御とは、同じデータへ複数の処理が同時に触れても矛盾が起きないよう、順番を整える仕組み。対象にロックをかけ、先に取得した処理が終わるまで他を待たせることで、後から書いた内容が先の更新を消してしまう事態を防ぐ。
最終更新:2026-10-06
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二人が同じ在庫数を読み、それぞれ1つ減らして書き戻せば、2つ減るはずが1つしか減らない。人手の帳簿では起きにくいこの取り違えが、同時に多数の処理が走るシステムでは日常的に起こる。情報セキュリティの3要素でいう完全性を支える土台であり、待ち時間という形で可用性と綱引きになる点でも押さえておきたい。
具体例
座席予約システムで同じ席を2人が同時に押した場合、先に処理を始めた側がロックを取り、もう一方は待たされるか「他の方が予約されました」と返される。銀行口座の残高更新も同じ考え方で守られている。
試験での引っ掛け
ロックをかければ安心では終わらず、互いに相手の解除を待ち続けて処理が止まるデッドロックが起こりうる。読み取り用の共有ロックは複数同時にかけられるが、更新用の専有ロックは1つしかかけられないという違いも定番。範囲を広く長く取るほど安全側だが、待ちが延びて業務が止まる。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問45(IPA)
トランザクションT1が更新中のデータを、トランザクションT2が参照しようとしたとき、更新と参照の処理結果を矛盾させないようにするためのDBMSの機能はどれか。
正解:排他制御
要点:排他制御は同時アクセスによる処理結果の矛盾を防ぐ
排他制御は、あるトランザクションが更新中のデータに対して他のトランザクションが同時に読み書きすることを制限し、処理結果の矛盾を防ぐDBMSの機能である。ロックをかけて待たせることで、更新途中の中途半端な状態を他から見せないようにする。
出典・参考
公式シラバスの4 技術要素 > 4 トランザクション処理 > トランザクション処理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。