ISO/IEC 27017(クラウドサービスの情報セキュリティ)とは?あいえすおーあいいーしーにまんななせんじゅうなな
ISO/IEC 27017(クラウドサービスの情報セキュリティ)とは、クラウドを使うときに、情報セキュリティの管理策を提供者と利用者がどう分担するかを示した国際規格。JIS Q 27002の各管理策へクラウド固有の実施の手引を加えた構成をとり、仮想環境の分離、利用者データの取扱い、契約終了時の返却と削除まで踏み込む。利用する側にとっては、契約前に何を確かめるかの物差しとして使える。
最終更新:2026-10-06
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クラウドでは設備も運用も相手の中にあり、こちらから直接は見えない。従来の委託先管理は現地へ出向いて確かめることを前提にしていたため、そのままでは確認のしようがなかった。そこで、どこまでを提供者が担い、何が利用者側に残るのかを整理し、双方が同じ言葉で確認できるようにする規格が2015年に発行された。認証を取るかどうかにかかわらず、確認項目の一覧として使えるところに実務上の価値がある。
具体例
社内システムをAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureへ移す際、OSの更新は誰が行うのか、操作の記録はどこまで利用者側で取得できるのか、解約時にデータをどう消してもらうのかを契約前に確認し、覚書として残す。事業者がISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているかどうかも判断材料になる。
試験での引っ掛け
クラウドへ移せば責任もすべて事業者へ移ると考えると誤る。アカウントの管理、権限の設定、そこへ置いてよいデータの選別といった責任は利用者側に残る(責任共有モデル)。またこの規格は管理策の手引であって契約書の代わりにはならないため、責任分界点は個別の契約で明示する必要がある。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。