メンテナンスウィンドウ(計画停止)とは?めんてなんすうぃんどう
メンテナンスウィンドウ(計画停止)とは、保守や更新のためにサービスを停止してよいと、利用者側とあらかじめ合意しておく時間帯。合意した停止を稼働率の計算から除外するのか含めるのかをSLAへ明記しておくことが要点で、この定義の食い違いが後の紛争になりやすい。枠外での緊急停止については、別に承認と告知の手順を定めておく。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
止めずに修正プログラムを当て続けることはできない一方、いつ止まるか分からない状態では利用側が業務を組めない。止める側に「この時間なら止めてよい」自由を、使う側に「それ以外は動く」という予測可能性を与える折り合いとして生まれた取り決めである。セキュリティ側から見れば脆弱性の修正速度を縛る制約でもあり、緊急パッチの扱いを事前に決めてあるかが対応時間を左右する。
具体例
Microsoftが毎月第2火曜(日本時間では水曜)に修正プログラムを公開する運用は広く知られており、多くの組織がこれに合わせて月次の適用枠を確保している。事業者側が枠を持つ例もあり、AmazonのRDSでは利用者が週次のメンテナンスウィンドウを選び、基盤の更新はその枠内で実施される。
試験での引っ掛け
枠を取ってあるから何度でも止めてよい、と読むのが誤り。合意には事前通知の期限や年間・月間の回数上限が伴うのが普通で、超えれば合意違反になる。使わなかった枠を翌月へ繰り越す、という考え方も一般には成立しない。緊急のセキュリティパッチ適用で枠外に止める場合は、稼働率の算定でどう扱うかまで含めて取り決めておく必要がある。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
サービス提供時間帯が毎日0〜24時のITサービスにおいて,ある年の4月1日0時から6月30日24時までのシステム停止状況は表のとおりであった。システムバージョン…
正解:99.52
要点:可用性は合意時間から計画停止を除いて計画外停止で測る
可用性は、合意されたサービス時間から計画停止を除いた時間を分母とし、そこから計画外の停止を差し引いた割合で求める。4月から6月までは91日で24時間換算すると2,184時間、ここから合意済みのバージョンアップ停止84時間を引くと2,100時間となる。計画外の停止はハードウェア故障の10時間なので、(2,100−10)÷2,100≒99.52%となる。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
サービス提供時間帯が毎日0〜24時のITサービスにおいて、ある年の4月1日0時から6月30日24時までのサービス停止状況は表のとおりであった。システムバージョン…
正解:99.52
要点:可用性は合意時間から計画停止を除いた時間を分母に計算する
サービス可用性は、合意されたサービス時間から計画停止を除いた時間を分母とし、そこから計画外停止を除いた時間の割合で求める。4月から6月までの91日は24時間換算で2184時間、合意済みの計画停止84時間を差し引くと2100時間が対象となる。ここから故障による10時間を引いた2090時間の割合は約99.52%となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。