障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)とは?
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)とは、データベースの障害は3つに分類される。個々の処理が異常終了するトランザクション障害、電源断などでDBMS全体が停止するシステム障害、ディスク故障でデータが失われる媒体障害である。どれに当たるかで回復手順とかかる時間がまったく異なる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2025年度)。
しょうがいのしゅるいとらんざくしょんしょうがいしすてむしょうがいばいたいしょうがい
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)の意味
データベースの障害は3つに分類される。個々の処理が異常終了するトランザクション障害、電源断などでDBMS全体が停止するシステム障害、ディスク故障でデータが失われる媒体障害である。どれに当たるかで回復手順とかかる時間がまったく異なる。
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)の具体例
トランザクション障害はそのトランザクションのみをUNDOして終わる。システム障害は再起動時にチェックポイント以降のログでREDOとUNDOを行う。媒体障害はバックアップを復元したうえで、そこから先のログをロールフォワードする。
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)は試験でどう引っ掛けられる?
システム障害では主記憶の内容が失われるだけでディスクは無事なので、バックアップからの復元は不要。ここを媒体障害と混同すると、回復手順の選択問題で誤答する。
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)と関連する用語
障害の種類(トランザクション障害・システム障害・媒体障害)が出た過去問
システム障害発生時には,データベースの整合性を保ち,かつ,最新のデータベース状態に復旧する必要がある。このために,DBMSがトランザクションのコミット処理を完了…
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミット確定はログファイルへの書込み完了時点
コミットを完了とみなせるのは、再起動しても消えない不揮発の媒体、すなわちログファイルにコミット情報を書き終えた時点です。メモリ上のログバッファに書いただけでは障害で失われ、復旧できません。これをWAL(ログ先書き)の原則といいます。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)ディスク障害時に,フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後,フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベース…
正解:ロールフォワード
要点:ロールフォワードは更新後ログを反映して復旧する
ロールフォワードは、バックアップから復元した時点のデータベースに対し、以降のログに残る更新後の内容を順に反映して障害直前の状態まで進める回復方法である。媒体障害からの復旧に用いる。反対に更新前の内容を使って取消す処理がロールバックである。
出典:令和3年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)サービス提供時間帯が毎日6時~20時のシステムにおいて、ある月の停止時間、修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。この月のサービス可用性は何%…
正解:98.3
要点:可用性は提供時間内の停止だけで計算する
サービス可用性は、合意したサービス提供時間を分母として計算します。提供時間は1日14時間(6時〜20時)×30日=420時間です。可用性に影響するのは提供時間内の停止7時間だけで、提供時間外の修復3時間とメンテナンス8時間は分母にも停止時間にも含めません。よって(420−7)÷420=98.33…%となり、小数第2位を四捨五入して98.3%です。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。