バグ管理図(信頼度成長曲線)とは?ばぐかんりず
バグ管理図(信頼度成長曲線)とは、テスト項目の消化数と累積バグ検出数を同じ時間軸に重ねて描き、品質が収束へ向かっているかを判断する図。理想は検出数が緩やかなS字を描いて上限に近づく形だが、判断は必ず2本の線の関係で行う。片方だけを見てバグが出ていないから良いと読むのが、この図の最も危ない使い方になる。
最終更新:2026-10-06
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出荷判定を「予定したテストを終えた」だけで下すと、実施はしたが観点が偏っていた場合を見逃す。曲線の形は品質そのものではなく品質の代理情報で、形が理想と違うときに原因を問う起点として働く。システムアーキテクトでは、適格性確認テストの終結を関係者へ説明する責任を負う側の道具になる。
具体例
消化は進んでいるのに検出が寝ていれば収束の可能性。両方が寝ているならテスト環境の停止や要員不足を疑う。消化が寝て検出だけ伸びるなら、1件の重大障害で先へ進めていない状態を示す。ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線を当てはめて残存数を外挿する運用もある。
試験での引っ掛け
全ての指標が停滞している状態は収束ではなく行き詰まりを疑うべき局面で、停滞の原因確認が要る。S字が飽和しても欠陥ゼロを意味せず、テストの観点を入れ替えれば曲線は再び立ち上がる。曲線の形は、テストの質を映しているのであって製品の質を直接測ってはいない。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
ソフトウェアのテスト工程において、バグ管理図を用いて、テストの進捗状況とソフトウェアの品質を判断したい。このときの考え方のうち、最も適切なものはどれか。
正解:テスト項目消化の累積件数、バグ摘出の累積件数及び未解決バグの件数が変化しなくなった場合は、解決困難なバグに直面しているかどうかを確認する必要がある。
要点:バグ管理図の停滞は品質良好ではなく停滞原因の確認が必要
バグ管理図(信頼度成長曲線)では、テスト項目消化の累積、バグ摘出の累積、未解決バグ件数の推移を合わせて読む。三つの曲線がいずれも動かなくなった状態は、順調に収束したのではなく、解決困難なバグでテストが止まっている可能性がある。数値の停滞は品質良好の証拠と即断せず、原因を確認する必要がある。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
ソフトウェアのテスト工程において、バグ管理図を用いて、テストの進捗状況とソフトウェアの品質を判断したい。このときの考え方のうち、最も適切なものはどれか。
正解:テスト項目消化の累積件数、バグ摘出の累積件数及び未解決バグの件数の全てが変化しなくなった場合は、解決困難なバグに直面しているかどうかを確認する必要がある。
要点:バグ管理図の全指標停滞は収束でなく行き詰まりの疑い
バグ管理図(信頼度成長曲線)は、テスト項目の消化件数・バグ摘出件数・未解決バグ件数の推移を重ねて見る。三つの曲線がそろって横ばいになるのは収束の証拠とは限らず、解決困難なバグに阻まれてテストが進められない状態でも同じ形になるため、原因を確認する必要がある。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (8) ソフトウェアユニットのテストに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。