アジャイル宣言の背後にある原則とは?あじゃいるせんげんのはいごにあるげんそく
アジャイル宣言の背後にある原則とは、アジャイルソフトウェア開発宣言を補う12の原則。顧客への価値提供(早く継続的に届ける、変更を歓迎する、短い間隔で提供する、動くソフトウェアを進捗の尺度とする)、人と協働(ビジネス側と日々ともに働く、意欲ある人に任せて信頼する、対面の会話、自己組織的なチーム)、持続可能なペース、技術的卓越性と優れた設計・シンプルさ・定期的な振り返りと調整、に整理できる。
最終更新:2026-10-06
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要求が動く分野でも、文書を厚くし計画を固めるほど手戻りが減るという前提で開発が進められ、計画の遵守そのものが目的になって、使われない機能が納品されていた。2001年に17人の実務者がまとめた宣言は4つの価値だけで抽象度が高かったため、現場の判断に使える形へ噛み砕いた12の原則が併せて示された。PM試験では適応型アプローチを選ぶ理由として問われる。
具体例
残業を重ねて短期的に生産量を上げるのではなく、直近の実績(ベロシティ)に合わせて1回のイテレーションで引き受ける量を調整し、同じペースを何か月も続けられるようにする。これが「持続可能な開発ペース」の実践にあたる。
試験での引っ掛け
進捗の尺度は完了タスク数や工数消化率ではなく「動くソフトウェア」。また変更要求は歓迎する対象であって、抑制する対象ではない。原則は12、宣言が掲げる価値は4つで、この数を入れ替えた選択肢が出る。「文書を作らない」「計画しない」とは書かれていない点にも注意。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
アジャイル開発プロジェクトの状況について、振り返りで得られた教訓のうち、“アジャイル宣言の背後にある原則”に照らして適切なものはどれか。 〔プロジェクトの状況〕…
正解:追加機能を含む機能の優先順位を顧客と合意し,イテレーション5の期間を延長せずに,優先順位の高い機能から開発すべきであった。
要点:イテレーション期間は延ばさず、優先順位で調整する
アジャイル宣言の背後にある原則では、開発の後期であっても変更を歓迎し、短い時間枠(イテレーション)で動くソフトウェアを繰り返し届けることを重視する。このときイテレーションの期間は固定し、入りきらない作業は削るか次回に回すのが原則で、期間を延ばすとフィードバックの機会が後ろにずれてしまう。したがって、追加分を含めて機能の優先順位を顧客と合意し、期間を延ばさずに価値の高いものから作るのが正しい対応である。実際この事例では期間延長のせいで使い勝手の問題が判明した時点で開発期間が尽きてしまった。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。