シーケンスとは?シーケンス
シーケンスとは、一意な連番を払い出すためのデータベースオブジェクト。複数のトランザクションが同時に採番しても値が重複しないことを保証する。アプリケーション側で現在の最大値を読んで1を足す方式と違い、排他制御をDBMSに任せられる点が要点。
最終更新:2026-10-06
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採番をアプリケーションで行うと、最大値の読み取りと書き込みの間に別の処理が割り込み、同じ番号を2つ発行してしまう。ロックで防ごうとすると、今度は採番が全処理の直列化点になって同時実行性が落ちる。この矛盾をDBMS側の専用オブジェクトが引き受けるのがシーケンスである。監視データや障害チケットのように、複数の入り口から同時に登録される仕組みを設計するときにも同じ問題に行き当たる。
具体例
PostgreSQLやOracle Databaseはシーケンスを備えており、伝票番号や代理キーの採番に使われる。障害管理システムでチケット番号を採番する場面でも、複数の担当者が同時に起票して番号がぶつかることがない。
試験での引っ掛け
払い出した番号はトランザクションをロールバックしても戻らないため、欠番が生じる。連番が途切れないことが業務要件なら別の方式が必要になる。またシーケンスが保証するのは一意性だけで、番号の順序が登録時刻の順序と一致することまでは保証しない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)解説で登場
図はIPv4におけるIPsecのデータ形式を示している。ESPトンネルモードの電文中で、暗号化されているのはどの部分か。
正解:オリジナルIPヘッダーからESPトレーラまで
要点:ESPトンネルモードは元IPヘッダーからトレーラまでを暗号化
ESPのトンネルモードでは、元のIPパケット全体(オリジナルIPヘッダーを含む)をESPトレーラとともに暗号化し、その前に新しいIPヘッダーとESPヘッダーを付ける。したがって暗号化範囲はオリジナルIPヘッダーからESPトレーラまでである。ESPヘッダーはSPI(どのSAかを示す識別番号)やシーケンス番号を平文で運び、末尾のESP認証データは完全性検査値なので暗号化されない。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
ホストAからホストBにTCPを用いてデータを送信するとき、TCPセグメントのシーケンス番号と受信確認番号(肯定応答番号)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:AがBからの応答を待たずに、続けて送信する場合のシーケンス番号は、直前に送信したTCPセグメントのシーケンス番号と送信データのオクテット数の和である。
要点:次のシーケンス番号は前回の番号+送信データのオクテット数
TCPのシーケンス番号は送信したデータのオクテット単位の位置を示す。したがって応答を待たずに続けて送る場合、次のセグメントのシーケンス番号は、直前のセグメントのシーケンス番号にそのセグメントのデータ長を足した値になる。受信側はこの番号を使って順序を復元し、次に期待する位置を確認応答番号として返す。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。