OTとは?おーてぃー
OT(Operational Technology:運用技術)は、工場やプラント、電力・鉄道などの設備と機器を直接監視・制御する技術とシステムの総称。事務系のITと違って「止めないこと」「人が傷つかないこと」が最優先で、稼働年数が10年以上に及び、更新のたび生産を止める必要がある点が制約になる。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
ITとOTは守るべきものの順位が逆である。ITは機密性を最優先に置き、疑わしければ遮断してよいが、OTで制御装置を止めれば設備の損傷や人身事故に直結する。この優先順位の違いから、修正プログラムの適用・ウイルス対策・認証といった対策をITと同じ形では持ち込めず、分離と監視が中心になる。
具体例
生産ラインのPLC(Programmable Logic Controller:制御用の小型コンピュータ)やSCADA(監視制御システム)を情報系ネットワークから分離し、必要なデータだけを一方向のゲートウェイで情報系へ渡す構成をとる。2010年に見つかったStuxnetは、制御系そのものが標的になりうることを示した事例として知られる。
試験での引っ掛け
OTとIoTは別物で、OTは制御そのもの、IoTは機器をネットワークへつなぐ考え方を指す。優先順位はITが機密性、OTは可用性と安全性で、この向きを逆にしないこと。「OTは外部と繋がっていないから安全」も誤りで、保守用の持込み端末やUSBメモリが侵入経路になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。