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入退室管理(アンチパスバック)とは?にゅうたいしつかんり(あんちぱすばっく)

入退室管理(アンチパスバック)とは、サーバ室や書庫のような重要な部屋への出入りを、ICカードや生体認証(指紋や顔など体の特徴で本人を確かめる方法)で記録し、許可された人だけを通す仕組み。誰がいつ入っていつ出たかが記録として残るので、事故が起きたときに範囲を絞れる。アンチパスバックはその制御の1つで、「入った記録がない人の退室」や「出た記録がない人の再入室」を拒否する仕掛け。入室後にカードを外の人へ渡す又貸しを防げる。

最終更新:2026-10-10

試験情報

ITパスポートの過去問では7回出題され、ほかに10問の解説で触れられています(2012年度〜2025年度)。

ITパスポートの頻出用語/テクノロジ系

別名:入退室管理

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背景

パスワードや暗号をどれだけ厳しくしても、機器やバックアップの媒体そのものを持ち出されれば中のデータは一緒に持ち去られる。そこで、重要な部屋への出入りを許可された人だけに限り、誰がいつ入って出たかを記録として残す物理的な対策が必要になった。ところが記録を取るだけでは、入室した人がカードを外の人へ渡す又貸しを防げない。入室記録のない人は出られない、退室記録のない人は入れない、という条件を付けてこの抜け道をふさいだのがアンチパスバックである。試験で対策の名前と防げる範囲の組合せが問われるのは、1つの対策で全部が防げるわけではないからである。

具体例

さくらインターネットは、データセンターへの入館に事前申請と本人確認、扉の入退室管理を行っていることを公表している。この方式では、入館者Aがカードで入室した後、外にいるBへカードを渡しても、Aの退室記録がない以上Bは入室できない。あわせて、前の扉が閉まらないと次の扉が開かない二重扉(マントラップ)や監視カメラを組み合わせることで、正規の入室者のうしろに続いて一緒に入る「共連れ」も抑止する。

試験での引っ掛け

アンチパスバックが防ぐのは主にカードの又貸しであり、共連れ(正規の入室者に続いて一緒に入る)そのものは防げない。共連れにはマントラップや監視、1人ずつしか通れないゲートが必要で、両方をアンチパスバックだけで説明する選択肢は誤り。またクリアデスク・クリアスクリーン(机上に書類を放置しない、離席時に画面を施錠する)は入退室管理とは別の対策なので、名前と対策内容の組み合わせを入れ替えた出題に注意する。あわせて、物理的対策(部屋や機器を守る)・技術的対策(パスワードや暗号など仕組みで守る)・人的対策(教育や規則で人の行動を守る)の区分も合わせて押さえる。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では7回出題(2012年度〜2025年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • アンチパスバックが防ぐのは主にカードの又貸しであり、共連れ(正規の入室者に続いて一緒に入る)そのものは防げない。