クリアデスクとは?くりあですく
クリアデスクとは、席を離れるときや退社するときに、机の上に書類やUSBメモリなどのデータを保存した物を置いたままにしない、という職場の決まりです。机の上の書類が盗み見られたり持ち去られたりして情報が漏れるのを防ぎます。機器やソフトではなく人の行動による対策で、情報セキュリティの対策の分け方では、オフィスや机まわりといった「場所や物」を守る物理的な対策にあたります。パソコンの画面を表示したまま席を離れない決まりはクリアスクリーンと呼びます。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
オフィスには社員だけでなく、来客や清掃の担当者、他部署の人も出入りします。机の上に置かれた顧客名簿や契約書は、見ようと思えば誰でも見られる状態です。パソコンやネットワークの側をウイルス対策ソフトなどで守っても、紙の書類から情報が漏れては意味がありません。そこで「席を離れる」という日常の動作に決まりを設けたのがクリアデスクです。
具体例
銀行の窓口や保険会社の事務所では、退社時に書類やUSBメモリを鍵のかかる引き出しやキャビネットにしまい、机の上に何も残さないことが社内規程で決められていることがあります。昼休みに席を立つときも、お客様の申込書を机に出しっぱなしにしません。
試験での引っ掛け
技術的な対策(ウイルス対策ソフトや、データを他人に読めない形に変える暗号化など)と取り違える選択肢に注意します。クリアデスクは人が守る運用ルールによる物理的な対策です。また、パソコンの画面をロックするのはクリアスクリーンで、クリアデスクだけでは画面ののぞき見は防げません。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 ITパスポート試験 問68(IPA)
リスク対応を、移転、回避、低減及び保有に分類するとき、次の対応はどれに分類されるか。 〔対応〕 職場における机上の書類からの情報漏えい対策として、退社時のクリア…
正解:低減
要点:クリアデスクは発生可能性を下げるリスク低減策
クリアデスクは、退社時に机上へ書類を放置しないという運用ルールで、書類が盗み見られたり持ち去られたりする機会を減らす。リスクをゼロにするわけではないが、発生の可能性を下げる措置なので低減(軽減)に分類される。移転は保険や委託で他者に負担を移すこと、回避は業務そのものをやめること、保有は対策せず受け入れることである。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問90(IPA)
情報セキュリティにおける物理的及び環境的セキュリティ管理策であるクリアデスクを職場で実施する例として、適切なものはどれか。
正解:情報を記録した書類などを机の上に放置したまま離席しない。
要点:クリアデスクは離席時に机上へ書類を放置しない管理策
クリアデスクは、離席や退社の際に机の上へ書類や記録媒体を放置せず、施錠できる場所へしまう管理策です。のぞき見や持ち去りによる情報漏えいを防ぐことが目的です。画面側の対策であるクリアスクリーンと対になります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。