仮想化とは?かそうか
仮想化とは、1台の物理的なコンピュータの中に、独立して動く複数のコンピュータ環境を作り出す技術。それぞれの環境は、別々のOSを載せた1台のサーバのように扱える。物理的な機器の性能を余らせずに分け合えるうえ、必要になったときに環境を増やしたり減らしたりできる。
最終更新:2026-10-10
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サーバは業務ごとに専用機を立てるのが普通だったが、実際の使用率は数%にとどまることが多く、電気代も設置場所も無駄になっていた。1台を切り分けて複数の業務へ割り当てれば、機器の台数そのものを減らせる。この考え方が、必要な分だけ環境を借りるクラウドサービスの土台にもなった。試験では、費用の削減と柔軟さという導入効果の観点で問われる。
具体例
1台のサーバ上でWindowsとLinuxの環境を同時に動かし、それぞれ別のサーバとして使える。VMwareやMicrosoftのHyper-Vが代表的な製品で、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureのクラウドもこの技術を土台にしている。社員の端末画面をサーバ側に集めるVDI(デスクトップ仮想化)も同じ考え方の応用である。
試験での引っ掛け
1台を複数に見せるのが仮想化で、多数の機器を束ねて1台のように使うグリッドコンピューティングとは向きが逆。物理的な台数を減らせるのは仮想化の側である。稼働させたまま別の物理機へ移すライブマイグレーションも合わせて問われる。集約する以上、その1台が止まれば載せた環境がまとめて止まる点も見落としやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問86(IPA)
サーバの仮想化技術に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:1台のコンピュータ上で複数の仮想的なサーバを動作させるための技術
要点:サーバ仮想化は1台の実機で複数サーバを動かす
サーバの仮想化は、1台の物理サーバの上に複数の仮想的なサーバを構築し、それぞれ独立したOSと環境として動かす技術である。物理機器の台数を減らして設置スペースや電力を節約でき、資源の割当ても柔軟に変えられる。仮想専用線や仮想現実、仮想記憶とは別の概念なので混同しない。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問57(IPA)
サーバの仮想化技術において、あるハードウェアで稼働している仮想化されたサーバを停止することなく別のハードウェアに移動させ、移動前の状態から引き続きサーバの処理を…
正解:ライブマイグレーション
要点:ライブマイグレーションは仮想サーバを無停止で移動
ライブマイグレーションは、稼働中の仮想サーバを止めずに別の物理サーバへ移し、移動前の状態のまま処理を継続させる技術である。物理サーバの保守や負荷の平準化を、業務を停止せずに行えるようにする。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問74(IPA)
サーバ仮想化の特長として、適切なものはどれか。
正解:1台のコンピュータを複数台のサーバであるかのように動作させることができるので、物理的資源を需要に応じて柔軟に配分することができる。
要点:サーバ仮想化は1台を複数化し資源を柔軟配分する
サーバ仮想化は、1台の物理サーバ上で複数の仮想サーバを動かす技術である。CPUやメモリといった物理資源を仮想サーバへ必要に応じて割り当て直せるため、需要の変化に合わせた柔軟な資源配分と、機器の集約による効率化が図れる。
出典・参考
公式シラバスの8 コンピュータシステム > 43. システムの構成 > (2) システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。