ファームウェアとは?ふぁーむうぇあ
ファームウェアとは、機器に組み込まれ、そのハードウェアを直接制御する基本的なソフトウェア。電源を切っても内容が消えないメモリに書き込まれ、機器の一部として出荷される。利用者がアプリのように選んで導入するものではないが、後から書き換えて機能の追加や不具合の修正を行える。
最終更新:2026-10-10
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機器を動かす手順を電子回路として作り込んでしまうと、仕様を変えるたびに部品から作り直すことになり、出荷後の修正もできない。制御の中身をソフトウェアとして切り離し、書き換えられるメモリに載せておけば、機器はそのままで動作だけを更新できる。この作り方が広まった結果、出荷後に見つかった脆弱性(攻撃に使われうる、ソフトウェアの内側の弱点)への対処も可能になった。試験では、機器の更新が必要な理由という文脈で問われる。
具体例
ルータやプリンタ、テレビの設定画面にある「ファームウェアの更新」は、機器内部の制御プログラムを新しいものへ書き換える操作で、新機能の追加や不具合・脆弱性の修正のために行う。パソコンの電源を入れた直後に最初に動き、パソコンを起動させる基本プログラムのBIOS(Basic Input/Output System)やUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)も、ファームウェアの一種である。
試験での引っ掛け
ハードウェアとソフトウェアの中間に位置づけられる存在で、OSでもアプリケーションでもない。「一度書き込んだら変えられない」という思い込みは誤りで、脆弱性への対処として更新が必要になる。ネットワーク機器のファームウェアを古いまま放置すると攻撃の入口になる点も、対策の文脈で問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問17(IPA)解説で登場
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問11(IPA)解説で登場
電化製品などに組込みシステムを採用する利点として,適切なものはどれか。
正解:製品の改良に当たって,ソフトウェアの変更だけで一定範囲の機能追加が可能となる。
要点:組込みは機能をソフトで実現でき、書換えで改良できる
組込みシステムは、機器の制御をハードウェアの回路だけで作り込むのではなく、マイコン上のソフトウェア(ファームウェア)で実現する構成をとる。制御の中身がプログラムとして分離されているため、ハードウェアを作り直さずにソフトウェアの書換えだけで機能の追加や不具合の修正ができる点が大きな利点である。なお、組込みだからといってウイルスと無縁になるわけではなく、資源の制約はむしろ厳しい。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験 問88(IPA)
ウイルスの感染に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:OSやアプリケーションだけではなく、機器に組み込まれたファームウェアも感染することがある。
要点:感染経路も感染対象も広い、感染時はまずネットワーク遮断
マルウェアの感染経路はネットワークやメール添付に限られず、USBメモリなどの外部記憶媒体からも起こる。また感染対象もOSやアプリケーションだけでなく、機器に組み込まれたファームウェアが書き換えられる例も報告されている。感染が判明した端末はまずネットワークから切り離すのが基本手順である。
出典:令和4年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)
ゲーム機,家電製品などに搭載されている,ハードウェアの基本的な制御を行うためのソフトウェアはどれか。
正解:ファームウェア
要点:機器に組み込みハードを直接制御するのがファームウェア
機器に組み込まれ、ハードウェアを直接制御する基本的なソフトウェアをファームウェアといいます。ROM(電源を切っても消えない読出し用メモリ)やフラッシュメモリに書き込まれて機器と一体で動作し、家電やゲーム機などの組込み機器で広く使われます。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 17. IoT システム・組込みシステム > (2) 組込みシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。