QRコードとは?きゅーあーるこーど
QRコードとは、白黒の小さな四角を縦横の二方向に並べて情報を持たせる二次元コード。線の太さの並びで表すバーコードに比べて同じ面積に入る情報量がけた違いに多く、角の3か所にある大きな四角を目印にするため、斜めからでも上下逆でも読み取れる。誤り訂正のしくみを持ち、一部が汚れたり隠れたりしても復元できる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
バーコードは横方向にしか情報を持てず、けた数を増やすと横に長くなってしまう。部品箱に貼れる大きさでもっと多くの情報を載せたいという製造現場の要求から、デンソーウェーブが縦横の二方向に情報を並べる方式を開発した。規格をJIS・ISOとして公開し、特許使用料を取らない方針をとったため、決済からチケットまで一気に広がった。
具体例
PayPayの店頭払いでは、店に貼られたコードを利用者がスマートフォンのカメラで読み取り、表示された店名を確かめて金額を入力する。店側は紙を貼るだけでよく、読み取り端末を用意せずに決済を始められる。この手軽さが、小規模な店にまで二次元コード決済が広がった理由にあたる。
試験での引っ掛け
JANコードとの取り違えが定番。JANコードは商品を識別する13けたの番号体系で、こちらは情報を入れる記法そのものである。RFID(ICタグ)との対比も出て、光で見て読むため箱の中や物陰は読めず、まとめて一括読み取りもできない。誤り訂正は汚れても復元できる機能で、中身を秘密にする暗号化ではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問21(IPA)解説で登場
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問12(IPA)
QRコードの特徴として、適切なものはどれか。
正解:上下左右どの方向からでも、コードを読み取ることができる。
要点:QRコードは向きを問わず読み取れる二次元コード
QRコードは縦横二方向に情報を持つ二次元コードで、三隅に置かれた位置検出パターンによりコードの向きを判別できる。そのため回転していても、どの方向から読み取っても正しく復号できるのが大きな特徴である。漢字を含む多様な文字を扱え、情報量も一次元バーコードより格段に多い。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)解説で登場
図書を特定するために世界標準として使用されているコードはどれか。
正解:ISBN
要点:図書はISBN。JAN・ITFは商品や物流のコード
ISBNは国際標準図書番号で、書籍を国・出版者・書名の単位で識別する世界共通のコードである。JANは日本の商品識別コード(国際的にはEAN/GS1)、ITFは集合包装用の物流コード、QRコードは二次元シンボルの規格であり、いずれも図書専用の識別体系ではない。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問4(IPA)
情報を縦横2次元の図形パターンに保存するコードはどれか。
正解:QRコード
要点:QRコードは縦横2次元に情報を持つ二次元コード
QRコードは、白黒のセルを縦横の二次元に配置して情報を表す二次元コードである。横方向の並びだけで情報を持つ一次元のバーコードに比べ、同じ面積で多くの情報を格納でき、汚れや欠損にも強い誤り訂正機能を備える。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 8. 標準化関連 > (2) IT における標準化の例に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。