セキュリティホールとは?せきゅりてぃほーる
セキュリティホールとは、ソフトウェアの設計や実装の誤りによって生じた、攻撃に悪用されうる安全上の欠陥。OSやアプリケーションの修正プログラム(パッチ)を適用して塞ぐのが基本の対処だが、欠陥が見つかってから修正プログラムが提供されるまでの、対策の手段が無い期間を突くゼロデイ攻撃は特に防ぎにくい。人の不注意や規程の不備まで含む広い意味の脆弱性のうち、技術的な穴を指す言葉である。
最終更新:2026-10-10
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ソフトウェアは膨大な条件分岐の集まりで、想定していない入力や操作の順序をすべて試し切ることはできない。だから欠陥が残るのは避けられないという前提に立ち、見つかったら速やかに直して配る仕組み——提供元による修正プログラムの公開と、利用者側の適用——が用意された。攻撃する側は公開された修正情報から穴の在りかを推測できるため、更新の遅れがそのまま危険な期間になる。
具体例
MicrosoftはWindowsの修正プログラムを毎月決まった日に公開し、Windows Updateから適用できるようにしている。国内では情報処理推進機構(IPA)とJPCERT/CCが脆弱性情報データベースJVNを運営し、製品ごとの欠陥とその対処方法を公表している。
試験での引っ掛け
セキュリティホールは脅威そのものではなく、脅威に付け入られる弱点の側である。攻撃者やマルウェアが脅威、穴が脆弱性、その結果として起こりうる損失がリスク、という関係を取り違えない。またパッチを当てても、適用前にすでに侵入されていた場合の被害は消えないため、適用までの速さが問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問4(IPA)解説で登場
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問27(IPA)解説で登場
不正アクセス禁止法において、規制されている行為はどれか。
正解:他人のネットワークアクセス用のIDとパスワードを、本人に無断でアクセス権限のない第三者に教えた。
要点:不正アクセス禁止法はID・パスワードの無断提供も規制する
不正アクセス禁止法は、他人の識別符号を使ったなりすまし侵入やセキュリティホールを突く侵入のほか、他人のIDやパスワードを正当な理由なく第三者に提供する行為(不正アクセスを助長する行為)も規制している。ウイルスの拡散や内部情報の持出し、内部告発は、それぞれ別の法令や社内規程で扱われる問題であり、この法律の規制対象ではない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問23(IPA)
インターネット上の脅威となる行為のうち、不正アクセス禁止法で禁止されているものはどれか。
正解:セキュリティホールを利用してWebサイトに侵入する。
要点:不正アクセス禁止法はアクセス制御の回避・不正利用を禁止
不正アクセス禁止法は、他人の識別符号を無断で使う行為や、セキュリティホールを突いてアクセス制御機能を回避し、本来利用できない状態のコンピュータを利用可能にする行為などを禁じている。したがって脆弱性を悪用した侵入が該当する。他の行為は別の法律(刑法や電波法など)で扱われる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問58(IPA)
不正アクセスなどに利用される、コンピュータシステムやネットワークに存在する弱点や欠陥のことを何というか。
正解:セキュリティホール
要点:セキュリティホールはシステムの安全上の弱点・欠陥
セキュリティホールとは、OSやアプリケーションの設計・実装上の不備によって生じる、安全上の弱点や欠陥を指す。放置すると、そこを突かれて不正アクセスやウイルス感染の入口になるため、修正プログラムの適用などで速やかにふさぐ必要がある。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問31(IPA)解説で登場
ネットワークに接続されアクセスが制限されているコンピュータに対して,システムのセキュリティ上の弱点を突いて侵入する行為を規制している法律はどれか。
正解:不正アクセス禁止法
要点:セキュリティホールを突いた侵入は不正アクセス禁止法違反
不正アクセス禁止法は、他人の識別符号を無断で使ったり、セキュリティホールを突いたりしてアクセス制御されたコンピュータを利用可能にする行為を禁じている。設問の「弱点を突いて侵入する行為」はこの法律が規制する典型例である。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 61. 情報セキュリティ > (3) 脅威と脆弱性に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。