セキュアブートとは?せきゅあぶーと
セキュアブートとは、パソコンなどの電源を入れてからOSが立ち上がるまでの間に、起動するプログラムにデジタル署名(作った者を証明し、書き換えられていないことを確かめる電子的な印鑑)が付いているかを検証し、正当と確かめられたものだけを実行する仕組み。確かめる側はファームウェア(機器に組み込まれ、電源を入れて最初に動く基本のプログラム)で、次に読み込む起動プログラム(OSを読み込んで立ち上げるプログラム)の署名を確かめる。その起動プログラムが、さらにOSの署名を確かめる。つまり検証される対象は起動プログラムとOSである。書き換えられた不正な起動プログラムは、その時点で実行を止められる。ITパスポートのシラバスでは、TPM(Trusted Platform Module:鍵などを安全にしまっておくセキュリティチップ)と並ぶセキュリティ技術の用語として挙がっている。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
ウイルス対策ソフトはOSの上で動くので、OSより先に起動するように仕込まれた不正なプログラムには手が出せない。起動の段階を乗っ取られると、その後に動く対策ソフトまでだまされてしまう。そこで、電源を入れた最初の段階から、次に動かすプログラムが本物かどうかを一段ずつ確かめる仕組みが必要になった。
具体例
マイクロソフトのWindows 11は、セキュアブートに対応したパソコンであることを動作の条件にしている。電源を入れると、パソコンに組み込まれたファームウェアが起動プログラムの署名を確かめ、その起動プログラムがWindowsの署名を確かめて、問題なければWindowsが立ち上がる。署名が合わないと起動が止まり、警告が表示される。
試験での引っ掛け
名前の似た語と入れ替えた選択肢が出る。企画・設計の段階から安全性を組み込む考え方は「セキュリティバイデザイン」、SSDの中身を装置の機能で完全に消すのは「Secure Erase」、単なる再起動は「リブート」で、どれもセキュアブートではない。またセキュアブートが守るのは起動の時点までで、起動した後に入り込むウイルスを防ぐものではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問85(IPA)
IoT機器におけるソフトウェアの改ざん対策にも用いられ、OSやファームウェアなどの起動時に、それらのデジタル署名を検証し、正当であるとみなされた場合にだけそのソ…
正解:セキュアブート
要点:セキュアブートは起動時に署名を検証し正当なものだけ実行する
セキュアブートは、起動時にOSやファームウェアのデジタル署名を検証し、正当と確認できたものだけを実行する仕組みです。改ざんされたソフトウェアや不正に差し替えられたプログラムが起動段階で動くことを防げます。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。