RAID1(ミラーリング)とは?
RAID1(ミラーリング)とは、同じ内容を2台のディスクへ同時に書き込む方式。片方が故障してももう一方だけで運転を続けられるので信頼性が高い。反面、利用できる容量は搭載容量の半分になり、書込み性能は向上しない(読込みは分担できるため速くなり得る)。
ITパスポートの過去問では9回出題されています(2010年度〜2023年度)。
れいどいち
RAID1(ミラーリング)の意味
同じ内容を2台のディスクへ同時に書き込む方式。片方が故障してももう一方だけで運転を続けられるので信頼性が高い。反面、利用できる容量は搭載容量の半分になり、書込み性能は向上しない(読込みは分担できるため速くなり得る)。
RAID1(ミラーリング)の具体例
500GBのディスク2台でRAID1を組むと使える容量は500GB。1台が壊れたら、新しいディスクに交換して残った側から内容を複製(リビルド)すれば元の冗長構成に戻る。
RAID1(ミラーリング)は試験でどう引っ掛けられる?
「容量は台数分」と勘違いしやすい。RAID1の利用可能容量は総容量の1/2で、利用効率はRAIDの中で最も悪い。また誤って削除したファイルはミラー先でも同時に消えるため、バックアップの代わりにはならない。
RAID1(ミラーリング)と関連する用語
RAID1(ミラーリング)が出た過去問
PCのキャッシュメモリを説明したものはどれか。
正解:CPUコアと主記憶の間にあって、データを高速に読み書きするためのメモリ
要点:キャッシュはCPUと主記憶の速度差を埋める
キャッシュメモリは、CPUと主記憶の速度差を埋めるためにその間に置かれる高速で小容量のメモリである。よく使うデータや命令を保持しておき、CPUが主記憶にアクセスする回数を減らすことで全体の処理速度を上げる。仮想記憶やミラーリングとは目的も仕組みも異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問66(IPA)RAID1(ミラーリング)の特徴として,適切なものはどれか。
正解:2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。
要点:RAID1は同じ内容を二重に書いて可用性を高める
RAID1(ミラーリング)は、同じ内容を複数のハードディスクに同時に書き込む方式である。片方のディスクが故障してももう片方で処理を継続できるため可用性が高まるが、同じデータを二重に持つので利用できる容量は全体の半分になる。分割して並列に書くストライピングや、パリティを分散させる方式とは仕組みが異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問82(IPA)複数のハードディスクに同じ内容を書き込み、信頼性を向上させる方式はどれか。
正解:ミラーリング
要点:ミラーリング(RAID1)は同内容を二重書きして信頼性を上げる
ミラーリングは同じ内容を複数のハードディスクへ同時に書き込む方式で、一方が故障してももう一方で処理を続けられるため信頼性が高まる。RAID1に相当する。データを分割して複数台へ分散書込みするストライピング(RAID0)は速度を上げるが、信頼性はむしろ下がる。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問55(IPA)同じ容量の2台のハードディスクを使う記録方式を考える。2台をストライピングする方式と比較して、ミラーリングする方式では、記録できる情報量は何倍になるか。
正解:0.5
要点:ミラーリングの実効容量はストライピングの半分
ストライピング(RAID0)はデータを2台に分散して書くため、利用できる容量は2台分になる。一方ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台に二重書きするので、実際に使える容量は1台分にとどまる。よってミラーリングの記録可能量はストライピングの0.5倍となる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問73(IPA)システムで利用するハードディスクをRAIDのミラーリング構成にすることによって、高めることができる情報セキュリティの要素はどれか。
正解:可用性
要点:ミラーリングが高めるのは可用性
ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台のディスクへ同時に書き込む方式で、片方が故障してももう片方で運用を続けられる。つまり必要なときにシステムを使える度合いである可用性を高める仕組みである。内容を秘匿する機密性、なりすましを防ぐ真正性、行為を追跡できる責任追跡性には直接寄与しない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問84(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。