責任追跡性とは?
責任追跡性とは、システム上で行われた操作について、それが「誰によって」「いつ」行われたのかを後から一意に特定・追跡できる特性。情報セキュリティの拡張要素の一つで、ログイン記録や操作ログの取得、個人ごとに割り当てられたアカウントの利用(IDの共有をしないこと)などによって実現される。不正やミスが発生した際の原因究明や、内部不正の抑止力としても機能し、特権ID管理やログ管理と密接に関わる特性である。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2014年度〜2021年度)。
せきにんついせきせい
責任追跡性の意味
システム上で行われた操作について、それが「誰によって」「いつ」行われたのかを後から一意に特定・追跡できる特性。情報セキュリティの拡張要素の一つで、ログイン記録や操作ログの取得、個人ごとに割り当てられたアカウントの利用(IDの共有をしないこと)などによって実現される。不正やミスが発生した際の原因究明や、内部不正の抑止力としても機能し、特権ID管理やログ管理と密接に関わる特性である。
責任追跡性の具体例
システムの重要な設定を変更した際に、誰が・いつ・何を変更したかがログに記録されていれば、後から問題が発生しても原因を追跡できる。
責任追跡性は試験でどう引っ掛けられる?
複数人でひとつの共有アカウントを使い回すと、誰が操作したのか特定できなくなり、責任追跡性が失われてしまう点が問われやすい。
責任追跡性と関連する用語
責任追跡性が出た過去問
システムで利用するハードディスクをRAIDのミラーリング構成にすることによって、高めることができる情報セキュリティの要素はどれか。
正解:可用性
要点:ミラーリングが高めるのは可用性
ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台のディスクへ同時に書き込む方式で、片方が故障してももう片方で運用を続けられる。つまり必要なときにシステムを使える度合いである可用性を高める仕組みである。内容を秘匿する機密性、なりすましを防ぐ真正性、行為を追跡できる責任追跡性には直接寄与しない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問84(IPA)ISMSにおける情報セキュリティに関する次の記述中のa, bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 情報セキュリティとは、情報の機密性、 a 及び可用性を維持する…
正解:a:完全性, b:真正性
要点:基本は機密性・完全性・可用性、追加に真正性など
情報セキュリティの基本となる3要素は機密性・完全性・可用性であり、aには完全性が入る。さらにJIS規格では、真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性を加えた特性の維持を含める場合があるとされており、bは真正性となる。保守性は保守のしやすさを表す語で、情報セキュリティの特性ではない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問87(IPA)ISMSにおける情報セキュリティに関する次の記述中の[a]、[b]に入れる字句の適切な組合せはどれか。 情報セキュリティとは、情報の機密性、完全性及び[a]を維…
正解:a: 可用性 b: 信頼性
要点:機密性・完全性・可用性が基本、追加に信頼性など
情報セキュリティの基本3要素は機密性・完全性・可用性であり、aには可用性が入る。JIS規格ではこれに加えて真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性の維持を含める場合があるとされ、bは信頼性となる。保守性や保全性は情報セキュリティの特性を表す語ではない。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問67(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。