デジタルフォレンジックスとは?
デジタルフォレンジックスとは、セキュリティインシデントや不正行為が発生した際に、コンピュータやネットワーク機器に残された記録(ログ、通信履歴、削除されたファイルなど)を法的な証拠として活用できる形で収集・保全・分析する技術や手法。原因究明や被害範囲の特定だけでなく、裁判や捜査における証拠としての有効性を保つため、データの改ざんを防ぐ手順(証拠保全)を厳密に守って作業を行う点が重要である。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
でじたるふぉれんじっくす
デジタルフォレンジックスの意味
セキュリティインシデントや不正行為が発生した際に、コンピュータやネットワーク機器に残された記録(ログ、通信履歴、削除されたファイルなど)を法的な証拠として活用できる形で収集・保全・分析する技術や手法。原因究明や被害範囲の特定だけでなく、裁判や捜査における証拠としての有効性を保つため、データの改ざんを防ぐ手順(証拠保全)を厳密に守って作業を行う点が重要である。
デジタルフォレンジックスの具体例
社内で情報漏えいが疑われた際、専門の調査会社が対象のパソコンのハードディスクを複製し、原本を書き換えずに削除されたファイルの復元や操作履歴の解析を行う。
デジタルフォレンジックスは試験でどう引っ掛けられる?
調査対象の機器を直接操作して分析すると証拠となるデータが変化してしまうため、必ず複製(イメージ)を作成してから分析する手順を踏む点が問われやすい。
デジタルフォレンジックスと関連する用語
デジタルフォレンジックスが出た過去問
情報セキュリティにおけるディジタルフォレンジックスの説明として,適切なものはどれか。
正解:コンピュータに関する犯罪や法的紛争の証拠を明らかにする技術
要点:ディジタルフォレンジックスは証拠を保全・解析する技術
ディジタルフォレンジックスは、不正アクセスや情報漏えいなどが起きたときに、ログや記憶媒体に残るデータを改変しないように保全し、解析して事実関係を明らかにする技術・手続の総称である。得られた証拠は法的な紛争や訴追の場で用いられることを前提としているため、収集手順の適正さと証拠性の維持が重視される。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問61(IPA)ディジタルフォレンジックスの目的として,適切なものはどれか。
正解:情報漏えいなどの犯罪に対する法的証拠となり得るデータを収集して保全する。
要点:ディジタルフォレンジックスは証拠データの収集と保全
ディジタルフォレンジックスは、不正アクセスや情報漏えいなどが起きた際に、機器やログに残る記録を改ざんされない形で収集・保全し、事後の分析や法的な証拠として使えるようにする取組みである。原状を保ったまま証跡を確保する点が要点となる。侵入テストによる脆弱性発見、ウイルスチェック、認証方式の変更とは目的が異なる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問97(IPA)外部からの不正アクセスによるコンピュータに関する犯罪の疑いが生じた。そのとき、関係する機器やデータ、ログなどの収集及び分析を行い、法的な証拠性を明らかにするため…
正解:ディジタルフォレンジックス
要点:フォレンジックスは電子的証拠を保全し法的証拠性を示す技術
ディジタルフォレンジックスは、不正アクセスや犯罪の疑いが生じたときに、機器やログなどの電子的データを改変しないよう収集・保全し、分析して法的な証拠として示すための手段や技術の総称である。証拠能力を保つための取扱い手順が重視される。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問99(IPA)デジタルフォレンジックスの説明として、適切なものはどれか。
正解:コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、コンピュータから削除された電子メールを復元するなどして、証拠を収集し保全すること
要点:ディジタルフォレンジックスは証拠の収集・保全と分析
ディジタルフォレンジックスは、不正行為や法的紛争が生じた際に、機器に残された記録を法的な証拠として使えるよう収集・保全し、分析する取組です。削除されたファイルやメールの復元、改変されていないことの証明などを含みます。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問74(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。