RAID5とは?れいどふぁいぶ
略語の意味
RAID=Redundant Arrays of Inexpensive Disks
何台かのディスクをまとめて 1 台のように使う仕組み。RAID5 はデータと、壊れた分を計算で戻すための情報を各ディスクに分けて書き、1 台壊れても読み書きを続けられるやり方
- Redundant
- 余分に持つ・予備のある
- Arrays
- 並べたもの
- Inexpensive
- 安い
- Disks
- ディスク(データをしまう装置)
RAID5とは、複数のハードディスクにデータを分けて書き、あわせて内容を復元するための情報(パリティ)も分散して書く方式。最低3台必要で、n台構成なら使える容量は(n−1)台分になる。1台が壊れても、残るディスクの内容から失われた分を計算し直して読み書きを続けられる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
ディスクは必ず壊れる部品なので、同じ内容を2台に書いておく方式(RAID1)が古くからある。ただしこの方式では容量の半分が控えに消える。復元に必要なのは元の内容そのものではなく、元の内容を計算し直せる材料だけでよい——そう割り切ることで、控えに使う容量を1台分に減らしながら1台の故障に耐えられるようにしたのがRAID5である。
具体例
1TBのディスク5台でRAID5を組むと、使える容量は4TBになる。うち1台が故障しても、残る4台のデータとパリティから失われた内容を計算しながら業務を続けられる。故障したディスクを新品に差し替えると、その内容が自動的に書き戻される。
試験での引っ掛け
耐えられるのは同時1台までで、復元中にもう1台壊れると全部失われる。2台まで耐えるのはRAID6で、使える容量は(n−2)台分。容量計算でn−1とn−2を取り違える出題が多い。またRAIDは故障に備える仕組みであって、誤って消したファイルは全ディスクから同時に消えるため、バックアップの代わりにはならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問77(IPA)
4台のHDDを使い,障害に備えるために,1台分の容量をパリティ情報の記録に使用するRAID5を構成する。1台のHDDの容量が500Gバイトのとき,実効データ容量…
正解:1.5T
要点:RAID5の実効容量は装置1台分を除いたn-1台分
RAID5は、データとパリティを複数の装置に分散して記録し、1台が故障してもパリティから復元できる構成である。n台で構成すると、実効容量は1台分をパリティに使う分だけ減り、n-1台分になる。500Gバイトの装置4台なので、実効データ容量は500G×3=1,500Gバイト、すなわちおよそ1.5Tバイトとなる。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験 問62(IPA)
複数のハードディスクを論理的に一つのものとして取り扱うための方式①〜③のうち、構成するハードディスクが1台故障してもデータ復旧が可能なものだけを全て挙げたものは…
正解:①, ③
要点:RAID5とミラーリングは1台故障でも復旧できる
ミラーリング(RAID1)は同じ内容を2台に書き込むため、片方が壊れてももう片方から読み出せる。RAID5はデータとパリティを複数台に分散して記録し、1台が故障してもパリティから内容を再計算して復元できる。一方ストライピング(RAID0)はデータを分割して並べるだけで冗長性がなく、1台の故障で全体が失われる。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問69(IPA)
障害に備えるために、4台のHDDを使い、1台分の容量をパリティ情報の記録に使用するRAID5を構成する。1台のHDDの容量が1Tバイトのとき、実効データ容量はお…
正解:3T
要点:RAID5の実効容量は台数から1台分を引いた値
RAID5は、データとパリティを複数のディスクに分散して記録し、全体でディスク1台分の容量をパリティに充てます。1Tバイトの装置が4台あれば、実際にデータとして使えるのは4−1=3台分、すなわち約3Tバイトです。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。