BPRとは?びーぴーあーる
略語の意味
BPR=Business Process Reengineering
今の仕事の進め方を前提にせず、仕事の流れを白紙から作り直すこと
- Business
- 仕事・事業
- Process
- 作業の手順・流れ
- Reengineering
- 作り直すこと・再設計
BPRとは、いまの業務手順を前提とせず、その業務が何のためにあるかまでさかのぼって、仕事の流れを白紙から作り直すこと。ITを活用することを前提に、部門をまたぐ流れごと再設計する点が特徴で、現行のやり方を少しずつよくしていく業務改善とは目的も進め方も異なる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
部門ごとに効率を追い求めると、その部門の中では最適でも、全体では承認待ちと同じ内容の転記だらけになる。担当者は無駄だと感じても、手順が部門をまたいでいるため個々の改善では動かせない。そこで、業務の目的に立ち返って流れそのものを引き直す発想が1990年代に提唱された。ITパスポートでは、業務改善やBPMとの違いを問う形で出る。
具体例
承認印をもらうために出社し、書類を部門間で回していた稟議を、クラウドサインのような電子契約と電子承認を前提にしたフローへ作り替える取り組みが典型例。行政でも、マイナポータルからの電子申請によって、窓口へ出向くことと紙の添付書類そのものを無くす動きが同じ考え方にあたる。
試験での引っ掛け
既存の手順を残したまま少しずつよくしていく業務改善(カイゼン)との区別が出題点。またBPMは業務プロセスを継続的に管理・改善する取り組みであり、一度に作り替えるBPRとは別物。RPAは現行の操作をそのまま自動化する手段なので、これもBPRではない。「抜本的」「根本から再設計」という言葉が目印になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問20(IPA)
BPRを説明したものはどれか。
正解:企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築すること
要点:BPRは組織やルールを前提とせず業務プロセスを抜本再構築
BPR(Business Process Reengineering)は、既存の組織構造や業務ルールを前提とせず、業務プロセスを根本から見直して抜本的に再構築し、コストや品質、スピードを劇的に改善しようとする手法である。情報システムの再構築が主眼ではなく、あくまで業務のあり方そのものを作り直す点が要点である。バリューチェーン分析やBSCとは目的が異なる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問22(IPA)解説で登場
BPM(Business Process Management)の特徴として、最も適切なものはどれか。
正解:業務の流れをプロセスごとに分析整理し、問題点を洗い出して継続的に業務の流れを改善する。
要点:BPMは業務プロセスを継続的に改善する管理手法
BPMは業務プロセスをモデル化して可視化し、実行結果を測定・分析して改善し、また回すというサイクルを継続的に繰り返す管理手法である。抜本的に作り直すBPRと異なり、日常的な運用の中で少しずつ改善を積み重ねる点に特徴がある。外部委託はBPO、国際規格に沿った仕組みの導入はマネジメントシステム認証の話であり、いずれもBPMの説明ではない。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問47(IPA)解説で登場
リバースエンジニアリングの説明として、適切なものはどれか。
正解:既存の製品を分解し、解析することによって、その製品の構造を解明して技術を獲得する手法
要点:リバースエンジニアリングは既存製品の解析から構造を知る手法
リバースエンジニアリングは、完成した製品やソフトウェアを分解・解析して、その構造や設計内容、動作原理を明らかにする手法である。既存の資産から仕様を取り出したり、技術を習得したりする目的で使われる。他の選択肢は実験計画法、BPR、コンカレントエンジニアリングの説明である。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)解説で登場
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。