バリューチェーンとは?
バリューチェーンとは、原材料の調達から製造・物流・販売・サービスに至る一連の事業活動を「価値を生み出す連鎖」として捉え、どの活動が付加価値やコスト優位性の源泉になっているかを分析するフレームワーク。主活動と支援活動(人事・調達・技術開発など)に分けて整理する。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2009年度〜2020年度)。
ばりゅーちぇーん
バリューチェーンの意味
原材料の調達から製造・物流・販売・サービスに至る一連の事業活動を「価値を生み出す連鎖」として捉え、どの活動が付加価値やコスト優位性の源泉になっているかを分析するフレームワーク。主活動と支援活動(人事・調達・技術開発など)に分けて整理する。
バリューチェーンの具体例
製造業が「購買物流→製造→出荷物流→マーケティング・販売→サービス」の各段階でコストと付加価値を分析し、どこに強みがあるか、どこを改善すべきかを検討する。
バリューチェーンは試験でどう引っ掛けられる?
サプライチェーンと混同しやすい。バリューチェーンは自社内の活動を価値の連鎖として捉え、どこが強みかを分析する枠組み。サプライチェーンは調達から販売まで企業をまたぐ物と情報の流れそのものを指す。
バリューチェーンと関連する用語
バリューチェーンが出た過去問
BPRを説明したものはどれか。
正解:企業の業務効率や生産性を改善するために、既存の組織やビジネスルールを全面的に見直して、再構築すること
要点:BPRは組織やルールを前提とせず業務プロセスを抜本再構築
BPR(Business Process Reengineering)は、既存の組織構造や業務ルールを前提とせず、業務プロセスを根本から見直して抜本的に再構築し、コストや品質、スピードを劇的に改善しようとする手法である。情報システムの再構築が主眼ではなく、あくまで業務のあり方そのものを作り直す点が要点である。バリューチェーン分析やBSCとは目的が異なる。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問20(IPA)“モノ”の流れに着目して企業の活動を購買、製造、出荷物流、販売などの主活動と、人事管理、技術開発などの支援活動に分けることによって、企業が提供する製品やサービス…
正解:バリューチェーン
要点:主活動と支援活動に分け価値の源泉を探すのがバリューチェーン
バリューチェーンは、企業の活動を購買・製造・出荷物流・販売などの主活動と、人事管理や技術開発などの支援活動に分類し、どの工程で付加価値が生まれているかを分析する枠組みである。設問の説明はこの分類そのものを述べている。工程ごとの価値と費用を見ることで、強化すべき活動や外部委託すべき活動を判断できる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問9(IPA)イノベーションは、大きくプロセスイノベーションとプロダクトイノベーションに分けることができる。プロダクトイノベーションの要因として、適切なものはどれか。
正解:市場のニーズ
要点:プロダクトは何を作るか、プロセスはどう作るかの革新
プロダクトイノベーションは、これまでにない新しい製品やサービスを生み出す革新であり、その出発点は市場が何を求めているかというニーズの把握にある。一方、生産方式の効率化やサプライチェーン・バリューチェーンの改善は、作り方や届け方を革新するプロセスイノベーションの領域にあたる。「何を作るか」がプロダクト、「どう作るか」がプロセスと整理すると分かりやすい。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問23(IPA)企業の事業展開における垂直統合の事例として,適切なものはどれか。
正解:ある大手商社は海外から買い付けた商品の販売拡大を目的に,大手小売店を子会社とした。
要点:垂直統合は川上・川下の機能を取り込むこと。同業統合は水平
垂直統合とは、調達・製造・物流・販売といった価値連鎖の上流や下流の機能を自社の支配下に取り込むことをいう。商社が販売段階を担う小売店を子会社化する行為は、川下工程を取り込む典型例である。同業他社との統合は水平統合であり、区別して覚える。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問8(IPA)バリューチェーンの説明として,適切なものはどれか。
正解:企業が提供する製品やサービスの付加価値が事業活動のどの部分で生み出されているかを分析するための考え方である。
要点:バリューチェーンは活動ごとに付加価値の源泉を分析する枠組み
バリューチェーンは、購買・製造・出荷・販売・サービスといった主活動と、それを支える支援活動に事業を分解し、どの活動で付加価値やコストが生じているかを分析する枠組み。強みのある活動と弱い活動を見極めて、競争優位の源泉を特定する目的で使われる。他の選択肢はコアコンピタンス、プロダクトライフサイクル、PPMなど別のフレームワークの説明である。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。