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PPMとは?ぴーぴーえむ

略語の意味

PPM=Product Portfolio Management

会社が持つ複数の事業や商品を、市場の伸びと自社の強さで分けて、どこにお金と人を回すかを決める分析のやり方

Product
製品・事業
Portfolio
組み合わせ・一覧
Management
管理

PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、会社が複数の事業や商品を持っているとき、どこにお金と人を回すかを決めるための分析手法である。縦軸に市場成長率(その市場がこれから伸びるか)、横軸に相対的市場シェア(競合と比べた自社の強さ)を取り、事業を4つのマスに分けて考える。両方高いのが「花形」で、伸びる市場で勝っているが競争のための投資も要る。成長率は低いがシェアが高い「金のなる木」は、大きな投資をしなくても安定して現金を生むので、ここで稼いだ資金を他へ回す。成長率は高いがシェアが低い「問題児」は、投資して花形に育てるか撤退するかを選ぶ対象で、両方低い「負け犬」は撤退の検討対象になる。この図が示しているのは、儲かっている事業だけを残すのではなく、稼ぐ事業と育てる事業を組み合わせて会社全体を回す、という考え方である。

最終更新:2026-10-10

試験情報

ITパスポートの過去問では14回出題され、ほかに4問の解説で触れられています(2009年度〜2021年度)。

ITパスポートの頻出用語/ストラテジ系

別名:プロダクトポートフォリオマネジメント、PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)、Product Portfolio Management、BCGマトリクス

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背景

会社が事業や商品を複数持つと、どれも大事に見えて、お金と人を薄く配ってしまうか、いま一番儲かっている事業に集中して次の柱を育て損ねるかのどちらかに傾きやすい。稼ぐ事業と、これから育てる事業は役割が違う、という当たり前を図の上ではっきりさせ、資金の出どころと配り先を一目で示すために作られたのがこの枠組みである。だから4つのマスの名前を覚えること自体が目的ではなく、「どこで稼いでどこへ回すか」を読み取るための道具として使う。試験で象限の位置が問われるのも、この資金の流れが読めているかを確かめるためである。

具体例

任天堂を例にすると、発売から年数がたっても安定して売れ続ける定番ソフトのシリーズは、市場の伸びは緩やかでも高いシェアで安定して収益を生む「金のなる木」にあたり、そこで得た資金が新しいハードや新規タイトルという、伸びる市場でシェアをこれから取りに行く事業への投資に回される。この資金の流れの向きがPPMの図の読み方そのものである。

試験での引っ掛け

4象限の位置を取り違えるのが最も多い。「金のなる木」は市場成長率が低くシェアが高い(成長が止まった市場で勝っている)事業で、両方高い「花形」と混同しやすい。「花形」は稼いでいるが同時に投資も必要なため、手元に残る資金は「金のなる木」ほど多くない、という点も押さえる。もう一つ、横軸は売上高や利益ではなく「相対的市場シェア」である。売上が大きくてもシェアが低ければ、シェアの低い側(「問題児」か「負け犬」)に置かれる。元の図はシェアが高いほど左に描くが、右ほど高く描いた図もあるので、軸が何を表し、どちら向きに大きくなるかを毎回確認してから4象限に当てはめること。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では14回出題(2009年度〜2021年度)
  • 分野:ストラテジ系
  • 4象限の位置を取り違えるのが最も多い。