販売促進とは?はんばいそくしん
販売促進とは、商品やサービスを知ってもらい、購入を後押しするために行う短期的な働きかけの総称。値引き、クーポン、試供品の配布、ポイント付与、店頭での実演販売などが含まれ、マーケティングの4Pではプロモーションの一部にあたる。ブランドを長い時間をかけて育てる広告とは、目的も効果の出方も異なる。
最終更新:2026-10-10
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商品の中身が良くても、店頭やWebで他社の商品と並んだ瞬間に選ばれなければ売上にならない。買うかどうか迷っている人の背中を、その場で押す仕掛けが要る。一方で値引きを繰り返せば利益率が下がり、定価では買われない体質にもなる。販売促進は「いまの売上」と「将来の利幅」という対立を調整する活動であり、だからこそ費用対効果を測って続けるか止めるかを判断する対象になる。
具体例
セブン‐イレブンのアプリで配信される対象商品の割引クーポンや、無印良品が会員向けに行う割引週間は販売促進にあたる。資生堂が百貨店の店頭で行う試用サンプルの配布も同じで、いずれも購入のきっかけを短い期間に集中して作ることを狙っている。
試験での引っ掛け
広告との取り違えが定番で、広告は媒体を使って認知やイメージを広く形づくる活動、販売促進は購入直前の行動を後押しする活動である。また4Pのプロモーションは販売促進より広い概念で、広告・販売促進・人的販売・広報を含む。販売促進イコール値引き、と狭く捉えるのも誤りである。
関連用語
出た過去問
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問97(IPA)
〔中問C:売上向上プロジェクトに関する記述〕S社は服飾販売会社で,数十の店舗をチェーン展開している。近年,競合他社と比べると売上額の伸びが鈍化しているので,売上…
正解:各店舗の実態に合わせて,柔軟に質問を変えることができるから。
要点:インタビューは柔軟に掘り下げられ、アンケートは一斉・均質
インタビュー調査は調査者と対象者が対話しながら進めるため、回答の内容に応じて掘り下げたり、店舗ごとの事情に合わせて質問を変えたりできる。実態や問題点を深く探るのに適した手法である。逆に、質問を統一して主観を排し、短時間で多数から一斉に回答を集めることが得意なのはアンケート調査の方である。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)
マーケティングミックスの4Pの一つであるプロモーションの戦略には、プッシュ戦略とプル戦略がある。メーカの販売促進策のうち、プル戦略に該当するものはどれか。
正解:販売店への客の誘導を図る広告宣伝の投入
要点:プルは消費者へ広告で需要喚起、プッシュは流通・販売員へ働きかけ
プル戦略は、広告などで消費者に直接働きかけて需要を起こし、消費者が店頭で指名買いすることで流通を動かす方法である。これに対しプッシュ戦略は、販売員教育や販売奨励金など流通業者・販売員へ働きかけて店頭で売ってもらう方法である。働きかける相手が消費者か流通かで見分ける。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問10(IPA)
企業は、売上高の拡大や市場占有率の拡大などのマーケティング目標を達成するために、4Pと呼ばれる四つの要素を組み合わせて最適化を図る。四つの要素の組合せとして適切…
正解:価格(price)、製品(product)、販売促進(promotion)、流通(place)
要点:4PはProduct・Price・Place・Promotionの四要素
マーケティングミックスの4Pは、Product(製品)・Price(価格)・Place(流通・チャネル)・Promotion(販売促進)の四つを指す。売り手側が操作できる要素を並べたもので、利益(profit)は施策の結果として得られるものであり4Pには含まれない。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 10. マーケティング > (1) マーケティングの基礎に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。