プログラム言語・規約・解法の非保護とは?ぷろぐらむげんご・きやく・かいほうのひほご
プログラム言語・規約・解法の非保護とは、著作権法が守るのはプログラムという表現そのものであり、作成に用いるプログラム言語、通信手順などの規約、アルゴリズム(解法)は保護の対象から外れると定められている。書かれたソースコードや実行形式は守られるが、同じ考え方をもとに別に書き起こしたものは侵害にならない。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
言語や通信手順を最初に作った者が独占できると、他社は互換性のあるソフトを一切作れず、市場が一社に固定されてしまう。計算のやり方である解法も同じで、独占すれば後続の改良が止まる。著作権法は道具立てと表現を切り分け、後者だけを守る立て付けにしてこの弊害を避けた。ITパスポートでは、他社製品を参考にした自社開発がどこから違法になるかという形で問われる。
具体例
Webの通信手順であるHTTPの仕様や、表計算ソフトの関数の書き方は誰でも自社製品に採り入れてよく、実際にMicrosoft Excelと同じ関数名で計算できる表計算ソフトが複数存在する。一方でExcelのソースコードを入手して自社製品に取り込めば著作権侵害になる。
試験での引っ掛け
「著作権で保護されない=自由に使える」と結ぶ選択肢が誤り。解法は特許権や営業秘密として別の法で守られていることがある。逆向きの引っ掛けとして、既存コードの変数名やコメントだけ書き換えたものは表現をまねているので複製とみなされる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問41(IPA)解説で登場
ファンクションポイント法に関する記述はどれか。
正解:ソフトウェアのもつ機能の数を基に、その規模を見積もる手法
要点:ファンクションポイント法は機能の数と複雑度で規模を見積もる
ファンクションポイント法は、入力・出力・照会・ファイル・外部インタフェースといった利用者から見た機能の数と複雑度を点数化し、その合計からソフトウェアの規模を見積もる手法である。プログラム言語や実装技術に依存せず、要件定義段階でも見積もれる点が特徴である。行数を基にするLOC法や、係数を掛けて工数を求めるCOCOMOとは区別される。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問16(IPA)解説で登場
著作権法の保護の対象となるものはどれか。
正解:パソコンの取扱説明書
要点:プログラム言語・規約・解法は著作権法の保護対象外
著作権法は思想または感情を創作的に表現したものを保護するため、文章で書かれた取扱説明書は著作物として保護される。一方、著作権法は「プログラム言語・規約(プロトコル)・解法」を保護対象から明文で除外している。工業製品の色や形状そのものはデザインとして意匠権の対象であり、著作権法の守備範囲ではない。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問48(IPA)解説で登場
ファンクションポイント法の説明はどれか。
正解:外部入力や外部出力などの機能の数と難易度を基に開発規模を見積もる。
要点:FP法は機能の数と難易度から開発規模を見積もる
ファンクションポイント法は、外部入力・外部出力・内部論理ファイルといった利用者から見た機能の数を数え、それぞれの難易度に応じた重みを掛け合わせて開発規模を見積もる手法である。プログラム言語に依存しにくく、設計の早い段階でも適用しやすい点が特徴となる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問32(IPA)
プロジェクトを進めるためのチーム編成の方法には,作業場所を一か所に集約して全員が集まる方法,作業場所を集約せずにWeb会議やインスタントメッセンジャなどで連絡を…
正解:対象技術者が育児中,海外駐在中などのメンバであっても参画させやすい。
要点:分散チームは場所の制約なく希少人材を集められる
作業場所を集約しない分散型のチーム編成では、通信手段で連携するため物理的な所在地に縛られない。そのため、育児中や海外にいるなど一か所に集まれない人材でも参画でき、希少な技術を持つ技術者を確保しやすい利点がある。対面での打合せのしやすさはむしろ集約する方式の利点である。
出典・参考
公式シラバスの7 基礎理論 > 38. プログラム言語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。