結合テストとは?けつごうてすと
結合テストとは、単体テストを終えた複数のモジュールを組み合わせ、モジュール間のインタフェース——データの受け渡しや呼び出しの順序——が正しく働くかを検証するテスト工程。単体テスト → 結合テスト → システムテスト → 運用テスト(受入テスト)と段階が進み、後の工程ほど確認する範囲が広がり、関わる立場も開発側から利用者側へ移る。
最終更新:2026-10-10
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部品ごとに正しく動いても、つないだ途端に動かないことが起きる。片方は金額を円で渡しているのに、もう片方は千円単位で受け取る——といった境界での思い込み違いは、部品を単体で見ているかぎり誰にも見えないためである。かといって全部つないでから一度に試すと、不具合が出たときにどこが原因なのか切り分けられない。そこで、単体で確かめてから、つなぎ目だけを確かめる段階を挟む構成になった。
具体例
受注入力のモジュールと在庫引当のモジュールを結合し、入力された注文数量が正しい単位・正しい件数で在庫側へ渡り、在庫数が想定どおり減るかを確認する。上位から順につないでいくトップダウンの進め方では、まだ完成していない下位モジュールの代わりにスタブを置いて試す。
試験での引っ掛け
ドライバとスタブの取り違えが定番。呼び出す側(上位)の代用がドライバ、呼ばれる側(下位)の代用がスタブで、上位から進めるトップダウンではスタブ、下位から進めるボトムアップではドライバを使う。またテストを行う主体も工程で変わり、運用テスト(受入テスト)は開発側ではなく利用者・発注者が行う点が問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)
あるシステムの開発において、単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用テストの順にテストを実施することにした。システムテストのテストケースの作成者として適切な…
正解:外部設計の担当者
要点:システムテストは外部設計と対応しその担当者が作成する
テストは設計工程と対応させて実施する。単体テストは内部設計・詳細設計、結合テストは方式設計、システムテストは外部設計(システムの外から見た振る舞いの設計)、運用テストは要件や実業務にそれぞれ対応する。したがってシステムテストのテストケースは、外部設計の担当者が作成するのが適切である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)解説で登場
入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確認していく、システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテス…
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは内部構造を見ず入出力の仕様適合を確認
ブラックボックステストは、プログラムの内部構造を見ずに、仕様書で定めた入力に対して期待どおりの出力が得られるかという外部から見た振る舞いだけを検証する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。これに対しホワイトボックステストは内部の処理経路に着目する手法で、結合テストや運用テストはテストの工程区分を表す言葉である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問49(IPA)解説で登場
プログラミングの説明として、適切なものはどれか。
正解:プログラム言語の文法に従って処理手順などを記述し、その処理手順などに誤りがないかを検証する。
要点:プログラミングはコードを書き誤りを検証するまでの工程
プログラミングは、設計された処理手順をプログラム言語の文法に従ってコードとして記述し、コンパイルや単体テスト、デバッグによって手順に誤りがないかを確認する工程である。機能分割や処理手順の図式化は設計工程、結合して動作を検証するのは結合テストの作業にあたる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問33(IPA)
ある開発プロジェクトでソフトウェア結合テストを終了し、システムの機能を確認するシステムテストを行っている。このシステムテストで、あるプログラムに不良が多発してい…
正解:問題のあるプログラムの品質を再評価し、システムテストへの影響を把握する。
要点:問題発生時はまず品質再評価と影響範囲の把握
不良が多発しているという報告を受けた段階では、まず事実を確認し影響の大きさを見極めることが先決である。該当プログラムの品質を評価し直し、それがシステムテスト全体や後続の工程にどこまで波及するかを把握してから、やり直し・要員追加・再作成といった対策を選ぶ。状況把握を飛ばして対策に着手すると、判断を誤りやすい。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 25. システム開発技術 > (1) システム開発のプロセスに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。