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テストケース(テストデータと予想結果)とは?てすとけーす

テストケースとは、システムに入れてみる値(テストデータ)と、仕様どおりに動いたなら返ってくるはずの答え(予想結果)を、あらかじめ組にして一覧にしたものである。テストの本番では実際の画面の出力と予想結果を1件ずつ見比べ、食い違った行だけを不具合の候補として開発側に返す。ここで大事なのは、予想結果はプログラムを動かして出た値ではなく、料金表・社内規程・仕様書といった「正しさの元になる資料」から人が先に作っておくという点である。動かしてから答えを決めてしまうと、プログラムが間違っていても「その値が正解」になってしまい、テストが何も確かめないものになる。利用部門が参加する受入テストでも、業務のルールを一番よく知っているのは現場なので、予想結果を用意するのは現場の仕事になる。

最終更新:2026-10-10

試験情報

ITパスポートの過去問では15回出題され、ほかに5問の解説で触れられています(2009年度〜2022年度)。

ITパスポートの頻出用語/マネジメント系

別名:テストデータ、予想出力、予想結果、出力結果表、テストケース、テストデータと予想結果

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背景

「動かしてみて、おかしくなければ良し」でテストを済ませていると、確かめた人の頭の中にしか合否の基準がなく、別の人が同じテストをしても同じ結果にならない。何より、間違った動きを見ても「そういうものだ」と受け入れてしまう。そこで、入れる値と出るはずの答えを先に紙に書き出し、動かす前に基準を確定させておく。この順序があるから、テストが人によらず再現でき、後から「どこまで確かめたか」を示せるようになる。利用部門が受入テストで責任を持つのも、業務のルールという正解の元をもっているのは現場だけだからである。

具体例

家具の通販サイトで、配送料が「3辺合計60cmまでかつ5kgまで=区分1、90cmまでかつ10kgまで=区分2、それを超えると区分3」という料金表で決まるとする。区分の境目をまたぐ値として、60cm・5kg(区分1)、61cm・5kg(区分2)、90cm・10kg(区分2)、90cm・11kg(区分3)を選んでテストデータにし、料金表から読み取った金額をそれぞれ予想結果として書いておく。90cm・10kgの行で区分3の金額が表示されたら、「10kgまで」の境目の判定(「以下」と「未満」の取り違えなど)に誤りがあると分かる。

試験での引っ掛け

予想結果と実際の出力が違ったとき、出力に合わせて予想結果を書き換えるのは誤り。「動かしたらこう出たので予想結果を直した」では、テストが何も確かめないものになる。どちらが正しいかは、料金表や仕様書といった元の資料に戻って確かめ、予想結果の作り間違いと分かったときだけ予想結果を直し、そうでなければ不具合として開発側に返す。もう一つ、「試した10件が全部正しかったから不具合はない」とは言えない点も問われる。テストは不具合が在ることを示せても、無いことは示せない。テストデータは適当に選ぶのではなく、区分の境目の前後など、間違いが出やすいところを狙って選ぶ。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では15回出題(2009年度〜2022年度)
  • 分野:マネジメント系
  • 予想結果と実際の出力が違ったとき、出力に合わせて予想結果を書き換えるのは誤り。