テストケース(テストデータと予想結果)とは?
テストケース(テストデータと予想結果)とは、テストで与える入力(テストデータ)と、仕様どおりなら得られるはずの出力(予想結果)を、あらかじめ組にして書き出したもの。実行後に実際の出力と予想結果を1件ずつ突き合わせ、食い違った行が不具合の候補になる。予想結果は必ず仕様書や料金表など「正の資料」から作り、プログラムを動かして得た値を予想結果にしてはいけない。条件の境目ごとに1件ずつ用意すると、少ない件数で広く確かめられる。
ITパスポートの過去問では20回出題されています(2009年度〜2022年度)。
てすとけーす
テストケース(テストデータと予想結果)の意味
テストで与える入力(テストデータ)と、仕様どおりなら得られるはずの出力(予想結果)を、あらかじめ組にして書き出したもの。実行後に実際の出力と予想結果を1件ずつ突き合わせ、食い違った行が不具合の候補になる。予想結果は必ず仕様書や料金表など「正の資料」から作り、プログラムを動かして得た値を予想結果にしてはいけない。条件の境目ごとに1件ずつ用意すると、少ない件数で広く確かめられる。
テストケース(テストデータと予想結果)の具体例
3辺の合計と重量で送料の区分が決まる仕様なら、「60cm・5kg(区分1)」「90cm・10kg(区分2)」「90cm・11kg(区分3)」のように、区分の境目をまたぐ値を選んでテストデータを作り、料金表から読み取った金額を予想結果として並べておく。実行結果が区分2の金額になっていれば、区分1の判定に誤りがあると分かる。
テストケース(テストデータと予想結果)は試験でどう引っ掛けられる?
予想結果と実際の出力が食い違ったとき、誤っているのはプログラム側であって予想結果側ではない、という前提を崩さないこと。また「区分3の出力が全部正しいから不具合はない」と早合点しないことも問われる。テストデータは各条件の範囲に確実に収まる値を選び、境目の値がどちらの区分に入るかを仕様で確かめてから決める。
テストケース(テストデータと予想結果)と関連する用語
テストケース(テストデータと予想結果)が出た過去問
あるシステムの開発において、単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用テストの順にテストを実施することにした。システムテストのテストケースの作成者として適切な…
正解:外部設計の担当者
要点:システムテストは外部設計と対応しその担当者が作成する
テストは設計工程と対応させて実施する。単体テストは内部設計・詳細設計、結合テストは方式設計、システムテストは外部設計(システムの外から見た振る舞いの設計)、運用テストは要件や実業務にそれぞれ対応する。したがってシステムテストのテストケースは、外部設計の担当者が作成するのが適切である。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問50(IPA)入力と出力だけに着目して様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを確認していく、システムの内部構造とは無関係に外部から見た機能について検証するテス…
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは内部構造を見ず入出力の仕様適合を確認
ブラックボックステストは、プログラムの内部構造を見ずに、仕様書で定めた入力に対して期待どおりの出力が得られるかという外部から見た振る舞いだけを検証する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。これに対しホワイトボックステストは内部の処理経路に着目する手法で、結合テストや運用テストはテストの工程区分を表す言葉である。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)プログラムテストに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:テスト完了後のプログラムを修正した場合、修正部分を確認するテストデータを確認済みのテストデータに追加して再テストを行う方がよい。
要点:修正後は既存データも含めて再テスト(回帰テスト)する
プログラムを修正すると、その修正が既存の正常だった部分を壊すことがある。そのため、修正箇所を確かめるテストデータを既存の確認済みデータに追加し、全体をあらためて実行する回帰テスト(リグレッションテスト)を行うのが適切である。品質は設計段階から作り込むもので、エラーを起こす異常系データも必要であり、テストは作成者以外の視点も入れるのが望ましい。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問53(IPA)〔中問A:ソフトウェアのテストに関する記述〕Mさんは、総務課のNさんから宅配荷物の発送業務で利用する料金計算プログラム(以下、プログラムという)の作成を依頼され…
正解:要件から考えられるケースを網羅するテストデータを準備し、すべてのケースを漏れなくテストするため。
要点:条件の組合せ表はテストケースの網羅に使う
出力結果表は、地区とサイズ区分の条件の組合せをすべて並べ、それぞれについて正しい出力を先に書き出したものである。組合せを表として整理することで、条件の抜けや重複が目で確認でき、要件から導けるすべてのケースを漏れなくテストできる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問89(IPA)〔ストラテジ〕表2の出力結果表のaに入る予想出力はどれか。
正解:2,000
要点:サイズ区分は3辺計と重量の大きいほうを適用する
サイズ区分は3辺計と重量それぞれで求めた区分のうち、大きいほうを適用する。該当する列は3辺計が80cmまでで区分1、重量が20kgまでで区分3にあたるため、適用されるのは区分3になる。地区Aの区分3の料金を料金表から読み取ると2,000円である。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問90(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。