セキュリティ教育・訓練とは?せきゅりてぃきょういく・くんれん
セキュリティ教育・訓練とは、従業員のセキュリティ意識や知識を高め、日常業務の中で適切な行動を取れるようにするための教育活動全般。技術的な対策だけでは、本物を装った偽のメールで利用者をだますフィッシングメールの開封や、不用意な情報漏えいなどの人のミスを防ぎきれない。そのため、定期的な研修、eラーニング、特定の組織や人を狙った不審なメール(標的型攻撃メール)を模擬で送る訓練などを組み合わせて実施することが重要とされる。組織のどの階層(新入社員から経営層まで)にも継続的に行う必要がある取り組みである。
最終更新:2026-10-10
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社内規程を作っても、内容を知らなければ守られない。偽メールの手口は変わり続け、一度聞いただけでは忘れてしまう。しかも、メールのリンクを開くかどうかの最後の判断は人がする。そこで、全員が同じ水準で安全に動けるよう、くり返し学ぶ機会を組織として用意する必要が生まれた。
具体例
新入社員研修でパスワード管理のルールやSNS利用時の注意点を教え、年1回全社員向けにフィッシングメールの見分け方の講習を実施する。
試験での引っ掛け
技術的対策(通してよい通信だけを通すファイアウォールなど)だけを導入すれば十分と考えがちだが、人が原因の事故は教育・訓練でしか防げない点が試験でも強調される。
関連用語
出た過去問
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問63(IPA)
社内の情報セキュリティ教育に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:内容は、社員の担当業務、役割及び責任に応じて変更する。
要点:セキュリティ教育は役割と責任に応じた内容にする
情報セキュリティ教育は、受講者の担当業務や役割、責任の重さによって必要な知識が異なるため、内容を対象に合わせて作り分けることが効果的である。管理者には管理責任や統制の視点、一般社員には日常の取り扱いルールといった具合である。また新入社員には着任時から実施し、情報資産に直接触れない社員も含め全員を対象とし、定期的な再教育を行うことが望ましい。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問58(IPA)
情報セキュリティにおけるソーシャルエンジニアリングへの対策の例として、適切なものはどれか。
正解:従業員のセキュリティ意識を高めるため、セキュリティ教育を行う。
要点:人の隙を突くソーシャルエンジニアリング対策の要は教育
ソーシャルエンジニアリングは、技術的な侵入ではなく、人の心理や行動の隙を突いて情報を聞き出す手口である。関係者になりすました電話や、肩越しの盗み見、廃棄物の持ち去りなどが典型例で、機器やソフトでは防ぎきれない。したがって従業員の意識を高める教育が最も有効な対策となる。ウイルス対策、脆弱性診断、自家発電はいずれも技術的・物理的な別の対策である。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問92(IPA)
a〜cのうち,PCがウイルスに感染しないようにするための対策として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a ソフトウェアに対するセキュリティパッチの適用 …
正解:a, c
要点:感染防止は修正プログラムの適用と利用者教育が基本
ウイルス感染を防ぐには、脆弱性を突かれないよう修正プログラムを速やかに適用することと、不審なメールやファイルを開かないなど利用者の行動を正すための教育が有効である。ストライピングは複数のディスクにデータを分散して書き込み速度を高める技術で、性能向上を狙うものであり、感染防止の効果はない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。