相続税の基礎控除とは?そうぞくぜいのきそこうじょ
相続税の基礎控除とは、課税対象となる遺産の総額から差し引ける枠で、3,000万円+600万円×法定相続人の数で計算します。遺産がこの金額以下なら相続税はかからず、申告も不要です。相続税を計算するときに最初に使う、最重要の数字といえます。
FP3級を最短で暗記・合格する →相続税の基礎控除の具体例は?
相続人が妻と子2人の計3人なら、基礎控除は3,000万円+600万円×3人=4,800万円。遺産が自宅3,000万円と預金1,500万円の合計4,500万円であれば基礎控除以下なので、相続税はかからず申告も必要ありません。
相続税の基礎控除は試験でどう引っ掛けられる?
「法定相続人の数」は、相続放棄をした人も含めて数えます。また養子は実子がいれば1人、いなければ2人までしか数に入れられません。放棄した人を除いて計算させる問題が頻出です。
相続税の基礎控除と関連する用語は?
相続税の基礎控除が出た過去問は?
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問29(IPA)解説で登場
相続税額の計算上、遺産に係る基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」の算式により計算する。
正解:正しい(〇)
要点:基礎控除=3000万円+600万円×法定相続人
正しい記述です。相続税の基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で、遺産の総額がこの金額以下なら相続税はかからず、申告も原則不要です。たとえば妻と子2人の合計3人が相続人なら、3,000万円+600万円×3=4,800万円までは非課税です。2015年に「5,000万円+1,000万円×人数」から今の水準へ引き下げられ、課税される人が大きく増えました。人数には相続放棄した人も含め、養子は実子がいれば1人までしか数えません。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問28(IPA)解説で登場
相続税額の計算上、死亡保険金の非課税金額の規定による非課税限度額は、「1,000万円×法定相続人の数」の算式により計算する。
正解:誤り(×)
要点:死亡保険金の非課税枠は500万円×法定相続人の数
正解は×。正しくは「500万円×法定相続人の数」で、1,000万円ではありません。たとえば相続人が配偶者と子2人なら、500万円×3人=1,500万円までの死亡保険金には相続税がかかりません。死亡退職金の非課税枠もまったく同じ計算式です。なお相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」。数字が似ているので、区別して覚えることが大切です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。