減債基金係数とは?げんさいききんけいすう
減債基金係数とは、n年後に目標額を用意するために、毎年いくらずつ積み立てればよいかを求める係数。「目標額×減債基金係数=毎年の積立額」で計算する。6つの係数のなかでも、教育資金や住宅頭金の準備計画で実際によく使われるもの。
FP3級を最短で暗記・合格する →減債基金係数の具体例は?
10年後に住宅の頭金500万円を貯めたい。年利1%・10年の減債基金係数0.09558を掛けて、500万円×0.09558=約47.8万円。つまり毎年約48万円、月にすると約4万円ずつ積み立てれば届く計算になる、と家計の目標額に落とし込める。
減債基金係数は試験でどう引っ掛けられる?
名前に「基金」とあるので年金の制度と勘違いしやすいが、中身は積立額を求める係数。また、資本回収係数(取り崩す側)と数字の形が似ているため取り違えやすい。「貯める」なら減債基金、「取り崩す・返す」なら資本回収と覚える。
減債基金係数と関連する用語は?
減債基金係数が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問31(IPA)
一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、( )である。
正解:減債基金係数
要点:目標額×減債基金係数=毎年の積立額
「毎年いくら積み立てれば目標額に届くか」を求めるのが減債基金係数です。10年後に300万円ためたいなら、300万円×減債基金係数=毎年の積立額。かける相手が「将来の目標額」で、答えが「毎年の積立額」ならこの係数、と覚えます。資本回収係数は逆に、今ある元本を取り崩して毎年いくら受け取れるか(住宅ローンの毎年の返済額)を求めるもの。現価係数は、将来の目標額のために今いくら一括で預ければよいかを求めるものです。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)解説で登場
木村さんは、今後10年間で積立貯蓄をして、子どもの大学進学資金として200万円を準備したいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、…
正解:183,000円
要点:目標額から毎年の積立額は減債基金係数
「将来の目標額を用意するために毎年いくら積み立てるか」を求める係数は減債基金係数です。目標額200万円×0.09133=182,660円。千円未満を切り上げて183,000円となり、2が正解です。係数の使い分けは、現価係数=将来の額から今必要な元本、資本回収係数=今ある元本から毎年取り崩せる額(またはローンの毎年返済額)、減債基金係数=将来の額から毎年の積立額、と整理します。求めたいものが毎年の積立額なので減債基金係数を選びます。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)解説で登場
木村さんは、老後資金として貯めた800万円を生活資金に充てるため、年利2.0%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩すこととしている。この場合、年間で取り崩すこ…
正解:1,697,280円
要点:取り崩す額を求めるのは資本回収係数
係数の問題は、まず「何を持っていて、何を知りたいか」を整理する。ここは手元にある一時金800万円を、運用しながら毎年均等に取り崩していく話なので、使うのは資本回収係数。終価係数は一時金が将来いくらになるかを求める係数、減債基金係数は目標額を貯めるために毎年いくら積み立てるかを求める係数で、どちらも場面が違う。したがって800万円×0.21216=1,697,280円が、年間で取り崩せる最大金額となる。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。