現価係数とは?げんかけいすう
現価係数とは、n年後に目標とする金額を用意するために、いま一括でいくら預ければよいかを求める係数。「目標額×現価係数=必要な元本」で計算する。終価係数とちょうど逆の関係にあり、将来から現在へさかのぼる方向の計算に使う。
FP3級を最短で暗記・合格する →現価係数の具体例は?
15年後の子どもの大学入学までに500万円を用意したい。年利2%・15年の現価係数0.7430を掛けて、500万円×0.7430=約371.5万円。この金額をいま一括で預けて2%で運用できれば、15年後に500万円になる、という見当がつく。
現価係数は試験でどう引っ掛けられる?
「毎年いくら積み立てればよいか」を聞かれたときに現価係数を使うのは誤りで、正しくは減債基金係数。現価係数はあくまで「いま一括でいくら」を求めるもの。一括か積立かを問題文から読み取るのが解答の分かれ目になる。
現価係数と関連する用語は?
現価係数が出た過去問は?
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問31(IPA)解説で登場
一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、( )である。
正解:減債基金係数
要点:目標額×減債基金係数=毎年の積立額
「毎年いくら積み立てれば目標額に届くか」を求めるのが減債基金係数です。10年後に300万円ためたいなら、300万円×減債基金係数=毎年の積立額。かける相手が「将来の目標額」で、答えが「毎年の積立額」ならこの係数、と覚えます。資本回収係数は逆に、今ある元本を取り崩して毎年いくら受け取れるか(住宅ローンの毎年の返済額)を求めるもの。現価係数は、将来の目標額のために今いくら一括で預ければよいかを求めるものです。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)解説で登場
木村さんは、今後15年間で毎年30万円ずつ積立貯蓄をして、老後資金の準備をしたいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、15年後の…
正解:5,187,900円
要点:毎年の積立の将来値は年金終価係数
「毎年一定額を積み立てたら、将来いくらになるか」を求める係数は年金終価係数です。終価係数は「いま手元にある一時金が将来いくらになるか」、年金現価係数は「毎年受け取りたい年金額から、いま必要な元本を逆算する」ための係数なので、ここでは使いません。計算は積立額に係数を掛けるだけで、30万円×17.293=518.79万円=5,187,900円。積立元本は30万円×15年=450万円なので、運用益が約69万円上乗せされた形になります。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問4(IPA)解説で登場
木村さんは、今後10年間で積立貯蓄をして、子どもの大学進学資金として200万円を準備したいと考えている。積立期間中に年利2.0%で複利運用できるものとした場合、…
正解:183,000円
要点:目標額から毎年の積立額は減債基金係数
「将来の目標額を用意するために毎年いくら積み立てるか」を求める係数は減債基金係数です。目標額200万円×0.09133=182,660円。千円未満を切り上げて183,000円となり、2が正解です。係数の使い分けは、現価係数=将来の額から今必要な元本、資本回収係数=今ある元本から毎年取り崩せる額(またはローンの毎年返済額)、減債基金係数=将来の額から毎年の積立額、と整理します。求めたいものが毎年の積立額なので減債基金係数を選びます。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。