平文とは?へいぶん
平文とは、暗号化する前の、誰が見ても内容を読めるそのままのデータ。平文を鍵を使って暗号化すると暗号文になり、暗号文を鍵で元に戻す(復号する)と平文に戻る。試験では「通信のどの区間を平文で流れるか」「パスワードを平文で送っていないか」という形で、守られていない状態を指す語として出てくる。
最終更新:2026-10-10
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インターネットの通信は、途中の機器を経由して届くため、経路のどこかで盗み見られるおそれがある。読めるままのデータを流せば、パスワードやメールの本文がそのまま第三者に渡る。そこで「暗号で守られていない状態のデータ」を平文と呼び分け、どこまでが平文でどこからが暗号化されているかを意識して設計するようになった。
具体例
Gmail の Web 画面は HTTPS(暗号化した HTTP)で通信するので、ブラウザとサーバの間を流れるメール本文は暗号文になっている。一方、Web サーバの手前に SSL アクセラレータ(暗号の復号を肩代わりする装置)を置く構成では、そこで復号した後の区間は平文の HTTP になる。WAF(Web アプリケーションファイアウォール。Web への攻撃を見分けて止める装置)は暗号文の中身を検査できないので、この平文の区間に置く。
試験での引っ掛け
WAF や IDS(侵入検知システム)は暗号化された通信の中身を読めないため、復号後の平文の区間に置かないと検査できない点が問われる。また、メール受信時にパスワードを平文で送らないための方式が APOP(パスワードを要約値にして送る方式)で、送信時の利用者認証の SMTP-AUTH やメール本文を暗号化する S/MIME とは守る場所が違う。パスワードを忘れた利用者に現在のパスワードを平文でメール送信する運用は、それ自体が危険な対策として誤りの選択肢になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。