アルゴリズムとは?あるごりずむ
アルゴリズムとは、ある問題を解くための処理手順を、誰がいつ実行しても同じ結果にたどり着くよう曖昧さなく定めたもの。有限回の手順で必ず終わることが条件で、流れ図や擬似言語で表現される。同じ問題に対して複数のアルゴリズムがあり得るため、正しく解けるかどうかに加えて、データ量が増えたときの処理時間の伸び方(計算量)で優劣を比べる。
最終更新:2026-10-09
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コンピュータは書かれたとおりにしか動かないので、人間なら文脈で補える曖昧さを一切残せない。「適当に並べ替える」では実行できず、どの2つをどの順で比べてどう入れ替えるかまで決めきる必要がある。この「決めきった手順」がアルゴリズムである。さらに機械が速くなっても、手順が悪ければデータが10倍になった瞬間に処理時間が100倍になることがあり、手順の選び方そのものが性能を決める。基本情報の科目Bはここを直接問う。
具体例
1から100までを足す問題は、1つずつ順に足す手順でも、等差数列の和の公式(1+100)×100÷2で求める手順でも正しい答えが出る。前者は足し算を99回くり返すが、後者は足し算・掛け算・割り算を1回ずつ行うだけで、足す個数が1万個に増えても計算の回数は変わらない。整列でも、隣どうしを比べ続けるバブルソートと、C.A.R.ホーアが考案したクイックソートでは、データが増えたときの所要時間の伸び方が大きく違う。
試験での引っ掛け
アルゴリズムは手順そのもので、それを特定の言語で書き表したものがプログラムである。両者を同一視すると定義問題を落とす。また同じ結果を返しても手順が違えば処理時間は桁で変わるため、「正しく動く=良いアルゴリズム」とは限らない点が問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)解説で登場
著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。
要点:ソースもオブジェクトも保護、言語・アルゴリズムは対象外
著作権法はプログラムを著作物として保護し、人が読むソースプログラムだけでなく、機械語に変換されたオブジェクトプログラムも同じく保護の対象になります。一方でプログラム言語、規約、解法(アルゴリズム)そのものは保護の対象外と明記されており、表現されたコードが保護されます。基本プログラムかアプリケーションかによる区別もありません。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問19(IPA)
仮想記憶方式のコンピュータにおいて,実記憶に割り当てられるページ数は3とし,追い出すページを選ぶアルゴリズムは,FIFOとLRUの二つを考える。あるタスクのペー…
正解:FIFO:3/LRU:6
要点:FIFOは古い順、LRUは最後の使用が古い順に追い出す
FIFOは最も古く読み込んだページを追い出します。1,3,2を読み込んだ後、4で1を、5で3を、3で2を追い出す3回の置換で済みます。LRUは最後に使われてから最も時間が経ったものを追い出すため、4以降は毎回置換が起き、4・5・2・3・4・5の6回となり、組合せはFIFO3回・LRU6回です。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (2) ソフトウェアユニットの作成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。