著作権法とは?ちょさくけんほう
著作権法とは、小説・音楽・写真・プログラムなどの著作物を創作した人に、無断で複製・公衆送信・改変されない権利を認める法律。権利は創作した時点で自動的に発生し、登録などの手続きは不要である(無方式主義)。プログラムも著作物として保護されるが、及ぶ範囲は具体的な表現に限られる。
最終更新:2026-10-09
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創作物はいくらでも複製でき、複製する側の費用はほとんどかからない。何の保護もなければ作った人が費用を回収できず、新しい作品が生まれなくなる。一方で保護を強くしすぎると後から作る人が縛られるため、保護の対象を具体的な表現に限り、アイデアや事実は誰でも使えるものとして残している。FEではソフトウェアがどこまで保護されるかが問われる。
具体例
プログラムのソースコードやオブジェクトコードは著作物として保護される一方、そこで使われているアルゴリズムや処理手順、プログラム言語や規約(プロトコル)そのものは保護の対象にならない。委託して開発したソフトウェアの著作権が誰に帰属するかは、契約で定めるのが通例である。
試験での引っ掛け
「著作権法で保護されるもの」を選ばせる設問で、アルゴリズムやプログラム言語自体を含めた選択肢が誤り。特許権と違って出願も登録もなしに権利が発生する点、社員が職務として作ったプログラムの著作権は原則として会社に帰属する点も狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)
プログラム開発において,法人の発意に基づく法人名義の著作物について,著作権法で規定されているものはどれか。
正解:就業規則などに特段の取決めがない限り,権利は法人に帰属する。
要点:職務著作は別段の定めがなければ権利が法人に帰属する
著作権法の職務著作の規定により、法人の発意に基づき従業員が職務上作成した著作物は、契約や就業規則に別段の定めがない限り、法人が著作者となり著作権も法人に帰属する。プログラムの著作物については、法人名義で公表することという要件が不要とされている点も押さえておきたい。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)
著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。
要点:ソースもオブジェクトも保護、言語・アルゴリズムは対象外
著作権法はプログラムを著作物として保護し、人が読むソースプログラムだけでなく、機械語に変換されたオブジェクトプログラムも同じく保護の対象になります。一方でプログラム言語、規約、解法(アルゴリズム)そのものは保護の対象外と明記されており、表現されたコードが保護されます。基本プログラムかアプリケーションかによる区別もありません。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 1. システム監査 > (8) その他のシステム関連の監査に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。