特許権とは?とっきょけん
特許権とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、新規性と進歩性がある「発明」を一定期間独占できる権利。特許庁への出願と審査を経た登録で発生し、存続期間は出願日から原則20年。同じ発明が競合したときは、先に発明した人ではなく先に出願した人が権利を得る先願主義が採られている。
最終更新:2026-10-09
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発明の中身を秘密にしたままにすると、他社が同じ課題に何年もかけて別々に取り組み、社会全体では同じ研究が何度も繰り返されることになる。そこで内容を公開させる代わりに、期間を区切って独占的に実施できる権利を与える、という交換の仕組みが作られた。期間を20年で切るのは、開発費を回収させたうえで、その後は誰でも使える技術として広めるため。
具体例
トヨタ自動車はハイブリッド車の動力制御に関する多数の特許を保有し、2019年にはその実施権を他社へ無償で開放すると発表した。特許が守っているのは動力を制御する技術の仕組みであり、「プリウス」という車名を守っているのは商標権で、対象が異なる。
試験での引っ掛け
先願主義なので、先に発明した人ではなく先に出願した人が権利を取る。存続期間の起算点は登録日ではなく出願日で、原則20年。守る対象も、特許はアイデア(技術思想)であって、プログラムのソースコードという表現を守るのは著作権という違いが狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問20(IPA)
日本において、産業財産権と総称される四つの権利はどれか。
要点:産業財産権は特許・実用新案・意匠・商標の4つ
産業財産権は特許庁が所管し出願・登録によって発生する権利で、特許権・実用新案権・意匠権・商標権の四つを指す。著作権は創作した時点で自動的に発生する権利であり、登録を要しないため産業財産権には含まれない。この違いが判断の分かれ目になる。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 知的財産適用管理 > (2) 特許管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。