実施権(ライセンス契約)とは?
実施権(ライセンス契約)とは、特許権などの知的財産権を持つ権利者が、対価(ライセンス料・ロイヤルティ)と引き換えに、他者にその発明や技術を使用することを許可する権利。権利者以外の者にはその権利を主張できない独占的な「専用実施権」と、複数の相手に許諾できる「通常実施権」があり、企業は自社技術を他社に提供して収益化したり、逆に他社の技術を活用したりする際に用いる仕組みである。権利者(ライセンサー)は自社で製造・販売する以外に、他社(ライセンシー)へ技術やブランドの使用を許諾することで、ロイヤリティという追加の収益源を確保でき、自社だけでは展開しきれない市場へ広げることもできる。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2023年度)。
じっしけん
実施権(ライセンス契約)の意味
特許権などの知的財産権を持つ権利者が、対価(ライセンス料・ロイヤルティ)と引き換えに、他者にその発明や技術を使用することを許可する権利。権利者以外の者にはその権利を主張できない独占的な「専用実施権」と、複数の相手に許諾できる「通常実施権」があり、企業は自社技術を他社に提供して収益化したり、逆に他社の技術を活用したりする際に用いる仕組みである。権利者(ライセンサー)は自社で製造・販売する以外に、他社(ライセンシー)へ技術やブランドの使用を許諾することで、ロイヤリティという追加の収益源を確保でき、自社だけでは展開しきれない市場へ広げることもできる。
実施権(ライセンス契約)の具体例
特許を保有する部品メーカーが、その特許技術を使用する権利を他の製造業者にライセンス契約で許諾し、売上に応じたロイヤルティ収入を得る。
実施権(ライセンス契約)は試験でどう引っ掛けられる?
専用実施権を設定すると、権利者自身もその範囲では発明を実施できなくなる場合がある点や、通常実施権は複数の企業に重複して許諾できる点が区別のポイントになりやすい。またライセンス契約は権利を保有したまま利用を許諾する契約で、権利そのものを移す譲渡契約とは権利の帰属先が違う。
実施権(ライセンス契約)と関連する用語
実施権(ライセンス契約)が出た過去問
OSIによるオープンソースソフトウェアの定義に従うときのオープンソースソフトウェアに対する取扱いとして、適切なものはどれか。
正解:社内での利用などのようにオープンソースソフトウェアを改変しても再配布しない場合、改変部分のソースコードを公開しなくてもよい。
要点:OSSのソース公開義務は再配布するときに生じる
OSIのオープンソースの定義が課すのは、あくまで再配布する場合の条件である。改変した成果物を社内だけで使い外部へ配布しないのであれば、その改変部分のソースコードを公開する義務は生じない。逆に配布する時点で、ソースコードの入手手段の提供などライセンスの条件が適用される。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)ボリュームライセンス契約の説明はどれか。
正解:企業などソフトウェアの大量購入者向けに,インストールできる台数をあらかじめ取り決め,ソフトウェアの使用を認める契約
要点:ボリュームライセンスは台数を決めて一括許諾する契約
ボリュームライセンス契約は、企業などが同じソフトウェアを多数使う場合に、インストールできる台数をあらかじめ決めて一括で使用許諾を受ける契約形態である。個別にパッケージを買うより手続きも管理も簡素になる。使用場所を限る契約やクリックによる同意とは区別する。
出典:令和5年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。