DNSとは?でぃーえぬえす
DNSとは、ドメイン名(例:example.co.jp)と、通信に実際に使うIPアドレスを対応づけて相互に変換する仕組み。世界中のDNSサーバが階層に分かれて対応表を分担し、上位から順にたどって答えを得る。名前からIPアドレスを求めるのが正引き、IPアドレスから名前を求めるのが逆引き。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
数字の並びであるIPアドレスを人が覚えるのは無理があり、サーバを引っ越すたびに新しい番号を全員へ伝えるのも現実的でない。名前と番号を切り離して対応表を引く形にすれば、番号が変わっても名前はそのまま使える。全世界の対応表を1か所に置くと壊れたときに全部止まるため、ドメインの区切りごとに管理を分散させている。
具体例
ブラウザに www.ipa.go.jp と入力すると、まず設定されたDNSサーバへ問い合わせが行われ、ルート→jp→go.jp と順にたどってIPアドレスを得てから通信が始まる。日本の .jp ドメインは日本レジストリサービス(JPRS)が管理している。
試験での引っ掛け
正引きと逆引きの向きを逆に覚えやすい。問い合わせを代行して結果をためるキャッシュDNSサーバと、自分のドメインの答えを持つ権威DNSサーバは役割が別。偽の応答を覚え込ませる攻撃がDNSキャッシュポイズニング。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問37(IPA)
DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
正解:PCが参照するDNSサーバに偽のドメイン情報を注入して、利用者を偽装されたサーバに誘導する。
要点:DNSキャッシュポイズニングは偽の名前解決結果を覚えさせる攻撃
DNSキャッシュポイズニングは、DNSキャッシュサーバに偽の名前解決結果を覚え込ませる攻撃である。以後そのサーバを参照する利用者は、正しいドメイン名を入力しても攻撃者が用意した偽サイトへ誘導され、認証情報などを盗まれる。ソース ポートの無作為化やDNSSECの導入が対策となる。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問36(IPA)
攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスが,A社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとして,B社DNSキャッシュサーバに記憶された。この攻撃によって,意図…
正解:A社Webサーバにアクセスしようとする B社従業員
要点:キャッシュ汚染の被害は「汚染されたサーバ利用者×偽装FQDN」
偽の対応付けが記憶されたのはB社のDNSキャッシュサーバです。名前解決の答えを引く先が汚染されているので、影響を受けるのはそのサーバを使うB社従業員に限られます。さらに偽装されたのはA社WebサーバのFQDNなので、B社従業員がA社Webサーバへアクセスしようとしたときに攻撃者のサーバXへ誘導されます。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問40(IPA)解説で登場
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問35(IPA)
攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスが、A社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとして、B社DNSキャッシュサーバに記憶された。これによって、意図せず…
正解:A社Webサーバにアクセスしようとする B社従業員
要点:被害は汚染されたキャッシュを使い、汚染対象名を引く利用者
DNSキャッシュポイズニングで汚染されたのはB社のキャッシュサーバであり、その偽情報を参照するのはB社のキャッシュサーバを使って名前解決する利用者、つまりB社従業員である。さらに、汚染された対応付けはA社WebサーバのFQDNに対するものなので、被害を受けるのはA社Webサーバへアクセスしようとしたときに限られる。両条件を満たすのは、A社WebサーバへアクセスしようとするB社従業員となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。