DNSSECとは?でぃーえぬえすせっく
DNSSECとは、DNS(ドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組み)の応答にディジタル署名を付け、正当な管理者が答えた内容で改ざんされていないことを問合せ側が検証できるようにする拡張仕様。上位のドメインが下位の公開鍵を保証する形で、ルートから順に信頼をつないでいく。
最終更新:2026-10-09
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DNSは応答の速さを優先してUDPで動き、先に届いた回答を素直に信じる作りだった。そこへ偽の回答を割り込ませてキャッシュに覚え込ませると、利用者はURLを打ち間違えていないのに偽のサイトへ運ばれる(DNSキャッシュポイズニング)。名前解決そのものを乗っ取られると、利用者の注意力では防ぎようがない。この根元を署名で固めるために作られたのがDNSSECである。
具体例
日本のJPドメインを管理するJPRSは2011年からDNSSECに対応しており、ルートの鍵から.jp、さらに各組織のドメインへと署名の連鎖をたどることで応答の正しさを確かめられる。なりすまされたときの影響が大きい官公庁や金融機関のドメインで導入が進んでいる。
試験での引っ掛け
保証するのは「回答が本物かどうか」だけで、問合せの中身は暗号化されない。誰がどのサイトを引いたかは通信経路上から見える(そこを隠すのはDNS over HTTPS/TLSの役割)。またドメインの正しさを示すだけで、そのサイトに置かれた内容の安全性までは保証しない。TLSサーバ証明書と守備範囲を混同しやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問37(IPA)解説で登場
DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
正解:PCが参照するDNSサーバに偽のドメイン情報を注入して、利用者を偽装されたサーバに誘導する。
要点:DNSキャッシュポイズニングは偽の名前解決結果を覚えさせる攻撃
DNSキャッシュポイズニングは、DNSキャッシュサーバに偽の名前解決結果を覚え込ませる攻撃である。以後そのサーバを参照する利用者は、正しいドメイン名を入力しても攻撃者が用意した偽サイトへ誘導され、認証情報などを盗まれる。ソース ポートの無作為化やDNSSECの導入が対策となる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (2) 認証・認可技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。