日程計画とは?にっていけいかく
日程計画とは、作業の順序と所要時間をもとに、どの作業をいつ始めていつ終えるかを決める計画。作業間の前後関係を洗い出してアローダイアグラムに表し、最早開始時刻と最遅開始時刻を求めたうえで、全体の期間を決めるクリティカルパスを特定する。生産の工程管理でもプロジェクトでも同じ手法を使う。
最終更新:2026-10-09
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作業を早い順に並べるだけでは、全体の期間が縮むかどうかは分からない。前の作業が終わらなければ始められない鎖がどこにあるかで完了日が決まり、その鎖の外にある作業をいくら急いでも全体は早まらないからである。どの作業に余裕があり、どの作業に余裕がないのかを数値として区別する必要があった。PERTやCPMは、この見極めを図と計算で行うために整えられた手法である。
具体例
建設現場では、基礎工事・躯体工事・内装のように前後関係が決まった作業をアローダイアグラムへ並べ、雨天による遅れが完成日まで響くかを判断する。ソフトウェア開発でも、Microsoft Projectなどでガントチャートに落として進捗を追う。
試験での引っ掛け
余裕のない経路であるクリティカルパス上の作業が遅れると、そのぶんがそのまま全体の遅れになる。逆に、余裕のある作業へ人を足しても完了日は動かない。ガントチャートは期間を横棒で見せる図であって、作業どうしの前後関係や余裕を計算する道具ではない点も区別する。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
図のプロジェクトの日程計画において,プロジェクトの所要日数は何日か。
正解:55
要点:ダミー作業も含めて最長経路を求めるのが所要日数
各結合点の最早開始時刻を順に求める。A完了で10日、そこからDで15日進み25日、Cの経路は20日なのでダミーにより25日が採用される。E経路が10+15+20=45日で最長となり、最後のHの10日を加えて55日が全体の所要日数となる。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
正解:B, E, F
要点:クリティカルパスは開始から終了までの最長所要日数の経路
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大となるものである。合流点までは、AとCを通る経路が1+3で4、Bを通る経路が5となり、Bの側が遅い。合流点から先はEを通ってFへ至る経路が4+5で9日を要し、Dを通ってGへ至る経路より長い。したがって全体はB、E、Fの経路で5+4+5=14日となり、これがクリティカルパスである。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)
アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの、開始から終了までの最少所要日数は何日か。
正解:12
要点:最少所要日数は全経路のうち最長となる日数
経路ごとに所要日数を合計して最長のものを求める。A・B・E・H・Jをたどる経路は2+2+2+2+4=12日、A・C・F・I・Jをたどる経路は2+1+3+1+4=11日、A・D・Gをたどる経路は2+4+3=9日となる。最長は12日なので、これが最少所要日数(クリティカルパスの長さ)である。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問44(IPA)
アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの、開始から終了までの最少所要日数は何日か。
正解:12
要点:最少所要日数は全経路のうち最長となる日数
経路ごとに所要日数を合計し、最長のものを求める。A・B・E・H・Jをたどると2+2+2+2+4=12日、A・C・F・I・Jをたどると2+1+3+1+4=11日、A・D・Gをたどると2+4+3=9日である。最長は12日であり、これがクリティカルパスの長さすなわち最少所要日数となる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (1) OR・IEに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。