アローダイアグラムとは?
アローダイアグラムとは、作業(アクティビティ)を矢印で、作業の始まり・終わりの結び目(イベント)を丸印で表し、作業同士の前後関係と所要日数を示す図。実際には存在しない所要日数0の「ダミー作業」を使って依存関係のみを表すことがある。
基本情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2017年度〜2024年度)。
あろーだいあぐらむ
アローダイアグラムの意味
作業(アクティビティ)を矢印で、作業の始まり・終わりの結び目(イベント)を丸印で表し、作業同士の前後関係と所要日数を示す図。実際には存在しない所要日数0の「ダミー作業」を使って依存関係のみを表すことがある。
アローダイアグラムの具体例
図で示された複数の経路の中から、開始から終了までの最短所要日数や、経路ごとの所要日数を計算する問題がFEで頻出する。
アローダイアグラムは試験でどう引っ掛けられる?
ダミー作業(所要日数0の矢印、点線で表すことが多い)は実際の作業ではなく、依存関係のみを示すために使われる点を見落とすと経路計算を誤る。
アローダイアグラムと関連する用語
アローダイアグラムが出た過去問
図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。
正解:120
要点:最短完了日数=最長経路。ダミー作業は0日だが先行制約を伝える
最短の完了日数は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大の経路(クリティカルパス)で決まる。ノード1は30日(A)。ノード2は30+5=35日。ノード3はC経由の30+30=60日と、ノード2からのダミー経由の35日の大きいほうで60日。ノード4はD経由の30+20=50日と、ノード3からのダミー経由の60日の大きいほうで60日。合流ノード5は、E経由35+40=75日、F経由60+25=85日、G経由60+30=90日の最大で90日。最後にH(30日)を加えて120日となる。最長経路はA→C→(ダミー)→G→Hである。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)システム開発の進捗管理などに用いられるトレンドチャートの説明はどれか。
正解:作業の進捗状況と,予算の消費状況を関連付けて折れ線で示したもの
要点:トレンドチャートは進捗とコスト消費を折れ線で対比する
トレンドチャートは、進捗率と予算(コスト)の消費率を時間軸上に折れ線で重ね、両者の関係から進み具合を判断する図です。予算の消費が進捗を上回っていればコスト超過の兆しと読めます。作業日程の帯グラフはガントチャート、作業の順序関係を網状に示すのはアローダイアグラムです。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問54(IPA)図のアローダイアグラムにおいて、プロジェクト全体の期間を短縮するために、作業A~Eの幾つかを1日ずつ短縮する。プロジェクト全体の期間を2日短縮できる作業の組みは…
正解:B, D
要点:複数経路に共通する作業を短縮すると全体が縮む
3つの経路の所要日数はA→Dが8日、B→C→Dが9日、B→E→Fが8日で、全体は9日である。2日短縮して7日にするには、すべての経路を7日以下にする必要があり、2経路に共通するBと、別の2経路に共通するDを1日ずつ短縮すると3経路とも7日となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。
正解:B, E, F
要点:クリティカルパスは開始から終了までの最長所要日数の経路
クリティカルパスは、開始から終了までの経路のうち所要日数が最大となるものである。合流点までは、AとCを通る経路が1+3で4、Bを通る経路が5となり、Bの側が遅い。合流点から先はEを通ってFへ至る経路が4+5で9日を要し、Dを通ってGへ至る経路より長い。したがって全体はB、E、Fの経路で5+4+5=14日となり、これがクリティカルパスである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの、開始から終了までの最少所要日数は何日か。
正解:12
要点:最少所要日数は全経路のうち最長となる日数
経路ごとに所要日数を合計して最長のものを求める。A・B・E・H・Jをたどる経路は2+2+2+2+4=12日、A・C・F・I・Jをたどる経路は2+1+3+1+4=11日、A・D・Gをたどる経路は2+4+3=9日となる。最長は12日なので、これが最少所要日数(クリティカルパスの長さ)である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。