依存関係(FS・SS・FF・SF)とは?いぞんかんけい
依存関係(FS・SS・FF・SF)とは、プレシデンスダイアグラム法(作業を箱、前後関係を矢印で表す日程計画の図)で用いる、2つの作業の前後関係の型。先行作業が終了したら後続作業を開始できる「終了-開始(FS)」、先行作業が開始したら後続作業を開始できる「開始-開始(SS)」、先行作業が終了したら後続作業を終了できる「終了-終了(FF)」、先行作業が開始したら後続作業を終了できる「開始-終了(SF)」の4種類。どれも「先行側の開始か終了を待って、後続側の開始か終了ができるようになる」という制約で、2つが同時に起こるとは限らない。FSが最も一般的。
最終更新:2026-10-10
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作業の順序を「Aが終わってからBを始める」の一種類だけで表すと、Aが少し進めばBを始められる作業まで完了を待たされ、日程が実際より長くなる。逆に待つべき条件を書き落とせば手戻りが出る。そこで前後関係を、先行側の開始か終了と後続側の開始か終了の組合せで書き分け、待つ条件を過不足なく表せるようにした。
具体例
"システム要件定義プロセス"が完了すれば"システム方式設計プロセス"を開始できるという関係は、終了-開始(FS)の依存関係にあたる。
試験での引っ掛け
「開始-開始(SS)」は先行作業が始まれば後続作業も始めてよいという関係で、2つが同時に始まる必要はない(後続が遅れて始まってもよい)。片方が終わってから始める「終了-開始(FS)」と混同しやすい。名前の前半が先行作業の、後半が後続作業のどの時点かを表すと覚えると、4種類を取り違えない。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)
二つのアクティビティが次の関係にあるとき、論理的な依存関係はどれか。“システム要件定義プロセス”が完了すれば、“システム方式設計プロセス”が開始できる。
正解:FS関係(Finish-to-Start)
要点:終わってから始められる関係はFS(終了→開始)
作業間の依存関係は、先行作業のどちら側の端点が後続作業のどちら側の端点を縛るかで四種類に分かれる。ここでは先行の要件定義が「終了」して初めて後続の方式設計が「開始」できるので、終了と開始を結ぶFS関係に当たる。最も一般的な依存関係であり、日程計画の基本形である。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)
ある会場で資格試験を実施する際のアクティビティである"受付"と"試験"の依存関係のうち、プレシデンスダイアグラム法(PDM)の開始-終了関係はどれか。
正解:試験の開始から20分経過したら、受付を終了する。
要点:SFは先行の開始が後続の終了を可能にする依存関係
PDMの開始-終了関係(SF)は、先行アクティビティが開始することで後続アクティビティを終了できるようになる依存関係である。設問では試験の開始が受付の終了を規定しているので、先行が試験、後続が受付となるSFに当たる。開始が開始を規定するのはSS、終了が開始を規定するのはFS、終了が終了を規定するのはFFである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。