全二重とは?ぜんにじゅう
全二重とは、送信と受信を同時に行える通信方式。電話のように、こちらが話している最中でも相手の声が届く形である。これに対して半二重は、両方向に送れるが同時には送れず、トランシーバーのように交互に送る。片方向にしか送れないものは単方向という。送ると受けるを同時に行うための仕組み(送る線と受ける線を分ける、同じ線で両方向を同時に流すなど)は方式によって違うが、どの方式でも上りと下りを同時に流せるので、1Gビット/秒の回線なら上り1Gビット/秒と下り1Gビット/秒を同時に流せる。
最終更新:2026-10-10
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初期の有線LANは、1本のケーブルを全員で共有していた。2台が同時に送ると信号がぶつかって壊れるので、送る前に空いているかを確かめ、ぶつかったら少し待って送り直すCSMA/CDという方式で、交互に使うしかなかった(半二重)。台数が増えるほど衝突と待ち時間が増える。送る線と受ける線を分け、相手と1対1でつなぐ機器(スイッチ)が普及したことで、衝突そのものが起きない全二重が当たり前になった。
具体例
USB 2.0は1組の信号線を交互に使う半二重だったが、USB 3.0は送信用と受信用の信号線を追加し、5Gビット/秒のスーパースピードで全二重通信ができるようにした(基本情報の過去問でもこの点が問われている)。家庭のWi-Fiルーターに有線でつないだノートPCの多くも、接続時に相手と速度と通信方式を自動で取り決め、全二重で動いている。
試験での引っ掛け
「双方向に送れる=全二重」と覚えると誤る。半二重も双方向に送れるが、同時には送れない。同時に送れるかどうかが分かれ目である。また、全二重では衝突が起きないので、衝突を前提にしたCSMA/CDは使わない。伝送時間の計算では、全二重なら上りと下りを別々に計算でき、片方向のデータ量を回線の速度で割ればよい(伝送時間=データ量÷回線の速度)。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問12(IPA)解説で登場
USB 3.0の説明として,適切なものはどれか。
正解:スーパースピードと呼ばれる5Gビット/秒のデータ転送モードをもつシリアルインタフェースである。
要点:USB 3.0の目玉は5Gビット/秒のスーパースピードモード
USB 3.0では従来の480Mビット/秒に加え、スーパースピードと呼ばれる5Gビット/秒の転送モードが追加された。信号線を増やして全二重通信を可能にした点も特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。