半二重とは?はんにじゅう
半二重とは、1本の伝送路で双方向に通信できるが、同じ瞬間にはどちらか片方しか送れない通信方式。送る側と受ける側を交代しながら使う。シラバスでは単方向(一方通行で送るだけ)・半二重・全二重(送受信を同時にできる)の 3 つが並べて問われる。
最終更新:2026-10-10
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送受信に同じ伝送路を共有する作りでは、両方が同時に送ると信号がぶつかって壊れる。そこで「片方が送っている間はもう片方は待つ」という決まりで 1 本の線を双方向に使えるようにしたのが半二重である。
具体例
トランシーバーは、ボタンを押している側だけが話せ、相手は聞くだけになる典型的な半二重である。これに対して電話は双方が同時に話せる全二重。LAN(建物の中のネットワーク)でも、かつての同軸ケーブルやハブでつないだイーサネットは半二重で、送信が衝突したら待って送り直す CSMA/CD(衝突を検知して再送する方式)を使っていた。
試験での引っ掛け
「双方向に通信できる」ことは全二重と同じで、違いは同時に送れるかどうか。「片方向だけ」は単方向であり、半二重ではない。また CSMA/CD が必要になるのは半二重の共有回線で衝突が起こるからで、送受信の線が分かれた全二重のスイッチ接続では衝突が起きず CSMA/CD は働かない。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31(IPA)解説で登場
CSMA/CD方式のLANに接続されたノードの送信動作として、適切なものはどれか。
正解:各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
要点:CSMA/CDは空いていれば送信、衝突時はランダム待機で再送
CSMA/CDは、送信前に伝送路の状態を検知(キャリアセンス)し、空いていれば送信を始める方式である。複数ノードが同時に送信すると衝突が起こるため、衝突を検出したら送信を中止し、ランダムな待ち時間を置いてから再送する。この「空いていれば送る、ぶつかったら待って再送」という点が、送信権を明示的に配る方式との決定的な違いである。かつてのイーサネット(半二重)で採用されていた。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。