イーサネットとは?いーさねっと
イーサネットは、IEEE 802.3として標準化された有線LANの規格で、ケーブルやコネクタの仕様、通信速度、データを送る単位であるフレームの形式、送受信の手順を定めたものである。宛先の機器はMACアドレスで見分け、OSI基本参照モデルでは物理層とデータリンク層を受け持つ。速度ごとに規格名があり、たとえば1000BASE-Tは4対の信号線を使って1Gビット/秒で通信するギガビットイーサネットである。初期の共有型ではCSMA/CD(信号を聞いてから送り、ぶつかったら待って送り直す方式)で衝突を処理したが、現在は、スイッチで機器を1対1につなぎ、送信と受信を同時に行える全二重通信(同時に双方向に話せる電話のような通信)が主流になったため、衝突そのものが起きない。
最終更新:2026-10-10
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LANが生まれる前、建物の中のコンピュータどうしをつなぐ方法はメーカーごとにばらばらで、別のメーカーの機器は接続できなかった。1970年代に米ゼロックスの研究所で生まれたイーサネットがIEEE 802.3として標準になったことで、規格に合っていればメーカーが違ってもケーブル1本でつながるようになった。
具体例
大学のPC演習室で机の下の壁の差込口に挿してあるLANケーブルは、ほとんどがイーサネットの規格に沿ったもので、端はRJ-45という形のコネクタになっている。家庭の光回線でも、NTT東日本・西日本のフレッツ光では、イーサネットの上にPPP(ダイヤルアップ時代の接続手順)を載せたPPPoEで、プロバイダへのID・パスワード認証をする方式が使われてきた。
試験での引っ掛け
規格番号の取り違えが狙われる。有線LANのイーサネットはIEEE 802.3、無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11である。また「4対の信号線で1Gビット/秒」はギガビットイーサネット(1000BASE-T)の説明であり、USBの説明として出されたら誤り。PPPoEは「イーサネット上でPPPを運ぶ接続方式」で、1つのグローバルIPアドレスを複数の端末で共有する機能(NAPT)とは別物である。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31(IPA)解説で登場
CSMA/CD方式のLANに接続されたノードの送信動作として、適切なものはどれか。
正解:各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
要点:CSMA/CDは空いていれば送信、衝突時はランダム待機で再送
CSMA/CDは、送信前に伝送路の状態を検知(キャリアセンス)し、空いていれば送信を始める方式である。複数ノードが同時に送信すると衝突が起こるため、衝突を検出したら送信を中止し、ランダムな待ち時間を置いてから再送する。この「空いていれば送る、ぶつかったら待って再送」という点が、送信権を明示的に配る方式との決定的な違いである。かつてのイーサネット(半二重)で採用されていた。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。