TTLとDNSキャッシュとは?てぃーてぃーえるとでぃーえぬえすきゃっしゅ
TTLとDNSキャッシュとは、DNSのレコードに付与される保持可能時間(Time To Live)と、それに従って応答をため込むキャッシュの仕組み。値を短くすれば切替えは速く行き渡るが問合せ量が増え、長くすれば負荷は下がる代わりに古い情報や汚染された情報がその期間だけ残り続ける。運用上の設計値として問われる。
最終更新:2026-10-06
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名前解決のたびに権威サーバへ問い合わせると、応答の遅さと問合せの集中がそのままサービス品質に跳ね返る。そこで途中のキャッシュに答えをためるが、ためた瞬間からその情報は古くなりうる。誰がいつ捨てるかを、データを持つ側があらかじめ宣言する形にしたのがTTLで、更新の速さと負荷の低さという両立しない要求を数値ひとつで調停している。
具体例
切替えの可能性がある公開サービスは平時からTTLを数分に抑え、移転や系の切替えを行う前日にさらに短くしておく。逆に長い値のまま偽の応答を注入されると、その期間は正しい応答へ戻せないため、事故対応の手順にキャッシュの消去を明記しておく。
試験での引っ掛け
短くすれば安全という単純な話ではない。問合せの回数が増えるほど偽装応答を差し込む機会も増えるため、可用性と汚染耐性の両面から決める。またDNSのTTLは秒数だが、IPヘッダのTTLは通過できるルータの数(ホップ数)で単位が違い、論理ICのTTL(Transistor-Transistor Logic)は無関係の別語である。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
DNSキャッシュサーバAと権威DNSサーバCにDNSSECを導入した。PCがDNSキャッシュサーバAを用いてWebサーバBの名前解決を行うとき、DNSキャッシュ…
正解:権威DNSサーバCではDNS応答にデジタル署名を付加し、DNSキャッシュサーバAではDNS鍵を用いてDNS応答について真正性と完全性を検証する。
要点:DNSSECは権威サーバが署名し問合せ側が検証する
DNSSECでは、ゾーンを管理する権威DNSサーバが応答レコードに対する電子署名(RRSIG)を付け、問い合わせた側がゾーンの公開鍵(DNSKEY)で検証する。この設問の構成では署名を付けるのは権威DNSサーバC、検証するのは問い合わせたDNSキャッシュサーバAとなる。DNSSECは応答の真正性と完全性を保証する仕組みであって、通信内容を秘匿する暗号化ではない点に注意する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。