プルアップ抵抗とは?
プルアップ抵抗とは、入力端子を抵抗を介して電源電位に接続し、外部から駆動されていないときの電位をHighに固定する抵抗。逆にグラウンドへ接続してLowに固定するのがプルダウン抵抗。入力の浮き(フローティング)による誤動作を防ぐ。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2021年度)。
ぷるあっぷていこう
プルアップ抵抗の意味
入力端子を抵抗を介して電源電位に接続し、外部から駆動されていないときの電位をHighに固定する抵抗。逆にグラウンドへ接続してLowに固定するのがプルダウン抵抗。入力の浮き(フローティング)による誤動作を防ぐ。
プルアップ抵抗の具体例
オープンドレイン出力を複数つないでプルアップすると、いずれか1つでもLowに引けば線全体がLowになる「ワイヤードAND」が構成でき、外付けダイオードと組み合わせて簡単な論理を作れる。
プルアップ抵抗は試験でどう引っ掛けられる?
I2Cのようなオープンドレインバスでは、プルアップ抵抗値が小さいと消費電流が増え、大きいと立上りが鈍って高速通信ができない。
プルアップ抵抗と関連する用語
プルアップ抵抗が出た過去問
図に示すマトリクススイッチにおいて、キーセンスを行うときのポートの機能と動作の組合せとして、適切なものはどれか。
正解:ポートA: 入力ポート/ポートB: 出力ポート/出力ポートの動作: 信号線を1本ずつLOWレベルにする。
要点:キーセンスは走査線を1本ずつ有効にして読取り側を調べる
マトリクススイッチのキーセンスでは、走査側のポートから信号線を1本ずつ順にアクティブ(この回路では負論理のLOW)にし、そのときの読取り側ポートの入力を調べて押されているキーを特定する。プルアップ抵抗が付いているポートAは、スイッチが閉じていなければHIGHに保たれる読取り側、すなわち入力ポートである。したがってポートBを出力として1本ずつLOWにする組合せが正しい。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問13(IPA)TTLレベルの2入力AND回路を3入力AND回路にするために入力部に回路を追加した。3入力AND回路として、適切なものはどれか。
正解:2本の入力線それぞれにダイオード(カソードが入力側、アノードが接続点側)を介して1点で接続し、その接続点を抵抗でVccに接続(プルアップ)してから2入力AND素子の一方の入力へ、3本目の入力線は直接AND素子のもう一方の入力へ入れる構成
要点:プルアップ抵抗とダイオードでAND入力を追加できる
2入力AND素子の一方の入力に、2本の入力線をそれぞれダイオード経由で接続し、その共通点をプルアップ抵抗でVccに引き上げると、どちらかの入力がローになったときダイオードが導通して共通点がローに引き下げられる。両方がハイのときだけ共通点がハイに保たれるので、この部分がダイオードANDとして働き、全体で3入力ANDが実現できる。プルダウン抵抗にすると導通条件が逆になり、OR的な動作になってしまう。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)TTLレベルの2入力AND回路を3入力AND回路にするために入力部に回路を追加した。3入力AND回路として、適切なものはどれか。
正解:Vccから抵抗を介した接続点に、入力2本からのダイオードを接続し、その接続点をAND回路の1入力とする構成(プルアップ、ダイオード向きパターン1)
要点:プルアップ抵抗とダイオードでAND入力を追加できる
2入力AND素子の一方の入力に、2本の入力線をそれぞれダイオード経由で接続し、その共通点をプルアップ抵抗でVccに引き上げる構成を取る。どちらかの入力がローになるとダイオードが導通して共通点がローに引き下げられ、両方がハイのときだけ共通点がハイに保たれるので、この部分がダイオードANDとして働き全体で3入力ANDになる。プルダウン抵抗にすると導通条件が逆になり、AND条件として機能しない。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。